カマタマーレ讃岐は14日、DF溝渕 雄志が2022シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
溝渕は2017年にジェフユナイテッド千葉でデビューし、その後、松本山雅FC、栃木SCでのプレーを経て、2022年より讃岐に在籍していました。
6年間の現役生活では、J2リーグ通算82試合・0得点、J3リーグ通算5試合・0得点の成績でした。
クラブを通じて溝渕は、次のようにコメントしています。
「新しい領域に挑み、自身の可能性を広げる。その決意の下、私、溝渕雄志は2022年シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決断致しました。6歳でサッカーに出会い、13歳で本物の挫折を味わい、16歳で常識を覆されました。19歳で『ソッカー』という最高の文化に学び、22歳で勝負の世界に入りました。フクアリで一生忘れないであろう逆転劇を体験し、アルウィンでサッカーが生み出す本物の一体感を目の当たりにしました。グリスタではシーズンを通してピッチに立てる喜びを再確認し、ピカスタで故郷のためにプレーすることの幸せとやりがいを得ることができました。
確かに、プロサッカー選手として日本代表になること、海外のトップリーグでプレーすることなど、目標としていた事で達成できなかった事が沢山あります。大学卒業時に、一般就職ではなくプロ選手という道を選んだのですが、プロ選手として結果を出し切れなかった悔しさ、情けなさを感じています。しかし、後悔は微塵もありません。その時々において、自らで考え、選択し、全力で取り組んできたと胸を張って言えるからです。そして、プロサッカー選手になったからこそ、ひいてはサッカーに出会い、没頭し、人生の選択をしてきたからこそ得られた経験があり、多くの人々との出会いがありました。それら全てが私にとっての財産であり、これからを支えてくれるものと確信しております。
改めまして、これまで携わって下さった方々、応援して下さった方々、その全ての方々に感謝を申し上げます。私はピッチ上において、技術のずば抜けた選手ではなかったと思います。また、ピッチ外においても、まだまだ未熟者が故、至らぬ点が多々あったと自覚しております。そのような私に対し、決して見放すことなく、期待をかけ、鼓舞激励して頂きましたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。最後になりますが、この決断を下した自身を誇りに思います。そして、これまでに私に関わり、支えてくださった皆様が、この私の決断を応援してくださると嬉しいです。いつの日か、日本のサッカー界、スポーツ界の発展に貢献できるよう、自身にできることを探し求め、挑み続けたいと思います。野心と共に。皆様、どうぞ今後とも宜しくお願い致します」