新年あけましておめでとうございます。
コロナ禍で3年目となった昨シーズンは、まだまだ観戦スタイルや来場に関する制限がかかる中ではありましたが、入場者数も2019年比7割超まで回復し、6月からはスタジアムにもようやく「声」を戻すことができました。
サッカーは「作品」と常々申し上げていますが、サポーターの皆さまから溢れ出る熱量・雰囲気は、魅力的な作品となる要素として必要不可欠なものであり、向けられた声援はピッチ上の選手を確実に後押ししてくれます。
すべての皆さまのご協力のおかげで、こうしてサッカー文化を守っていけることを、心より感謝申し上げます。
FIFAワールドカップカタール2022では、惜しくも日本代表がベスト8に進出することは叶いませんでしたが、日本中が彼らの躍動する姿に胸を熱くし、サッカーの持つ力をあらためて実感した瞬間でした。
次のその次のワールドカップのためにも、未来の子どもたちのためにも、Jリーグは歩みを止めることはなく邁進してまいります。
今年、Jリーグは30周年の節目を迎えます。
1993年10クラブから始まったJリーグも、新たにFC大阪、奈良クラブを加えて、41都道府県60クラブまでその裾野を広げるまでになりました。60クラブがそれぞれの地域で輝き、トップ層のクラブが成長しより一層輝くことで、クラブに関係する皆さま、サッカーを愛する皆さまが、ワクワクするような一年になることを祈念いたします。
本年もJリーグの活動に対し、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
チェアマン 野々村 芳和