JリーグYBCルヴァンカップは22日に決勝戦が行われ、C大阪を下した広島が初優勝を飾った。
試合は前半から一進一退の攻防が続き、互いにゴールに迫りながらもゴールを奪えないもどかしい展開が続いた。
しかし後半に入ると、試合は激しく動く。先制したのはC大阪だった。53分、相手のバックパスをカットした加藤 陸次樹がそのままシュートを放ち、待望の先制点を奪った。その後は追いかける広島が反攻を仕掛け、C大阪はカウンターで応戦。両チームともに惜しいシーンが続いた。
ところが79分、ナッシム ベン カリファを倒したC大阪のマテイ ヨニッチがVAR判定で退場となると、数的優位を手にした広島が一方的に押し込む展開となった。
そして迎えた90+6分、VAR判定によりC大阪のエリア内でのハンドが確認されPKを獲得した広島は、ピエロス ソティリウが確実に決めて同点に追いついた。さらに延長に突入するかと思われた90+11分、CKから再びピエロス ソティリウが決めて、土壇場で逆転に成功。そのまま逃げ切った広島が、三度目の決勝進出にして悲願の初優勝を成し遂げている。
なおMVPには2ゴールのピエロス ソティリウが選ばれている。
■試合データ
C大阪vs広島