天皇杯の決勝が16日に行われ、J2の甲府が広島を下し、初優勝を飾った。
試合は序盤から広島がボールを持つ時間が続いたが、徐々に甲府が盛り返すと、26分にセットプレーから三平 和司が先制ゴールをマークした。その後は広島が反攻を仕掛け多くの時間帯で相手を押し込んだが、甲府は組織的な守備でゴールを許さなかった。
しかし終了間際の84分、広島が川村 拓夢のゴールで追いつき、1-1のまま延長戦に突入。延長戦では広島がPKを得るチャンスもあったが、これを失敗し、勝負はPK戦へと委ねられた。
先攻の広島は4人目の川村が失敗したのに対し、甲府は5人全員が成功。PK戦をモノにした甲府が、“下剋上”を実現し、大会初優勝を成し遂げている。
■試合データ
甲府vs広島