明治安田生命J3リーグは、9月に第23節から26節までの4節分が開催された。
いわき、鹿児島、松本の3チームはそれぞれ3勝1敗で勝点9を加算し、順位の入れ替えはなかった。強さを示した一方で、いわきは25節に今治に敗れ、14節以来の黒星を喫した。鹿児島は26節の鳥取戦で6失点の大敗。松本は同節に最下位のYS横浜に敗れ、浮上のチャンスを逸している。
9月に勢いづいたのは藤枝だ。ふたつの順延試合も含め計6試合を戦ったが4勝2分と無敗で乗り切った。5試合連続でクリーンシートと、ハードスケジュールのなかでも強度の高い守備を保ち、1点差の展開をモノにする勝負強さも示した。同勝点で並ぶ2位の鹿児島、3位の松本に1ポイント差に詰め寄っており、再び昇格戦線へと名乗りを上げている。
富山は25節の沼津戦に敗れると、石﨑 信弘監督を解任。小田切 道治新監督の下で臨んだ26節の讃岐戦では4-0と快勝を収め、昇格争いに踏み止まった。8月は好調だった今治は9月に入って連敗を喫したものの、首位のいわきを撃破するなど、こちらも昇格の可能性を残している。
長野と愛媛は思うように勝点を伸ばせずに、上位争いから一歩後退。一方、下位に沈んでいた鳥取は鹿児島を6-0で下すなど、8月から続く好調を維持し、11位にまで順位を上げている。
八戸は岐阜、相模原を連破し、復調の気配を示した。最下位に沈むYS横浜は上位の松本を撃破するなど、こちらも10月以降の巻き返しに期待が持てそうだ。