明治安田生命J3リーグは、8月に第20節から22節までの3節分が開催された。
首位に立ついわきは松本との順延試合こそ引き分けたものの、その後に3連勝。3試合で12得点と圧巻の攻撃力を示し、首位の座を盤石なものとしている。
2位の鹿児島は松本との上位対決を制したものの、今治に敗れ3連勝はならず。松本は上位との対戦では結果を出せなかったが、北九州、讃岐を連破し、上位争いに踏み止まる。
8月に勢いを見せたのは今治だ。YS横浜との延期試合も含め、4連勝を達成。6月から続く無敗試合は実に10を数えた。8月に12ポイントを加算した今治は2位の鹿児島に3ポイント差に詰め寄り、昇格圏を完全に射程に捉えている。
一方、7月終了時点で2位だった藤枝は、2試合が中止となり、8月は1試合のみに終わった。その試合ではいわきに0-3と完敗を喫し、連勝が6でストップ。順位も7位にまで下がっている。
下位に目を向けると北九州は3連敗、相模原と讃岐は1分2敗で、いずれも未勝利に終わった。一方で好転の兆しを見出したのは、鳥取とYS横浜だ。鳥取は20節の愛媛戦で2-7と大敗を喫したが、宮崎を2-0、富山には3-0で勝利し、7月終了時の17位から14位にまで順位を上げている。
YS横浜は北九州と沼津を下し、今季初の連勝を達成。いまだ最下位に留まるものの、チームの状態は着実に高まっている。