明治安田生命J2リーグは、3日、4日に第34節の11試合が開催される。
首位の横浜FCは、アウェイで山口と対戦する。前節は町田を下し、3連勝を達成。いずれも“ウノゼロ”勝利と、勝負強さが際立つ。2戦連発中の山下 諒也が、今節も大仕事をやってのけるか。対する山口は前節徳島に敗れ、連勝はならなかった。終了間際の失点に屈しただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。
2位の新潟はホームに大分を迎える。前節は岩手を下し、3連勝を達成。高木 善朗に久しぶりにゴールが生まれたのは好材料で、今節もこのアタッカーに期待がかかる。一方の大分は秋田を下し、プレーオフ出場圏内に迫っている。ここ5試合で3得点と調子を上げてきたサムエルが、今節も結果を残せるか。
岡山は水曜日に行われた山形との再開試合をモノにし、2連勝で3位に浮上。今節は6位の町田との上位対決に挑む。中3日での試合となるが、ホームで3連勝を実現し、2強に追いすがりたい。対する町田は横浜FCに敗れ、3連勝はならなかった。チャンスを作りながらも不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
4位に転落した仙台は、ホームに水戸を迎える。前節は千葉に敗れ、3連敗となった。失点が続く守備の修正もさることながら、2試合ゴールのない攻撃面にテコ入れを図りたい。水戸は前節、琉球とスコアレスドローに終わった。こちらも課題は決定力。エースの木下 康介にかかる期待は大きい。
5位の熊本はホームで大宮と対戦。前節は東京Vに1-0で競り勝った。今季初ゴールを決めた上村 周平が、今節も輝きを放てるか。対する大宮は前節の試合が中止となり、2週間ぶりのゲームとなる。直近の試合では町田に完敗。得点は奪えるようになってきただけに、複数失点が続く守備の修正がテーマとなりそうだ。
千葉はホームに長崎を迎える。前節は仙台を下し、3戦負けなしとした。3試合連続でクリーンシートを達成した堅い守りをベースに、今節も安定した試合運びを見せるだろう。一方の長崎は2試合連続で試合が中止となり、3週間ぶりのゲームとなる。ここ3試合は勝利がなく、現在は2連敗中。インターバルを経て迎える一戦で、悪い流れを断ち切ることができるか。
山形はホームで岩手と対戦。前節の試合は中止となったが、水曜日に岡山との再開試合をこなし、0-2で敗れている。中2日での一戦となる今節は総力戦が求められるだけに、指揮官の起用法がカギを握りそうだ。岩手は前節新潟に敗れ、4連敗となった。3試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。
金沢はホームに東京Vを迎える。前節は甲府と引き分け連敗を5で食い止めたものの、7試合勝利から遠ざかっている。2試合連続ゴール中の松本 大弥がチームに勢いをもたらせるか。一方の東京Vは熊本に敗れ、2連敗。3試合連続で無得点に終わっているなか、得点源の佐藤 凌我の爆発が待たれる。
徳島vs甲府は無敗を続けるチーム同士の対戦となった。徳島は11試合負けがなく、現在は2連勝中。一方の甲府は8戦負けなしながら、4試合連続でドローとなっている。ともに今季は引き分けが多く、前回対戦でも1-1のドロー決着だった。今節も互いに譲らない緊迫した一戦となりそうだ。
栃木はホームで群馬と対戦。前節の試合は中止となったが、直近の試合では秋田を3-0で下している。その試合で2ゴールを決めた宮崎 鴻に今節も期待がかかる。群馬は前節岡山に敗れ、連勝はならず。守備の安定感は備わるだけに、ここ4試合でわずか1得点の攻撃面の修正を図りたいところだ。
琉球はホームに秋田を迎える。前節は水戸と引き分け、3試合負けなしとした。いまだ最下位に沈んでいるものの、状態は着実に上向きにある。ホームで勝点3を手にし、降格圏からの脱出を狙う。対する秋田は大分に敗れ、2連敗となった。得点力不足に苦しむなか、前回対戦でゴールを決めた齋藤 恵太に期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
千葉vs長崎
新潟vs大分
琉球vs秋田
仙台vs水戸
山形vs岩手
金沢vs東京V
山口vs横浜FC
徳島vs甲府
栃木vs群馬
岡山vs町田
熊本vs大宮