2022年8月18日(木) 16:00
2位浮上の鹿島は岩政体制2連勝で、試合のない首位・横浜FMに迫れるか。降格圏に沈むG大阪と磐田はともに新監督の下でリスタート【プレビュー:明治安田J1 第26節】
明治安田生命J1リーグは19日から3日間に渡って、第26節の6試合が開催される。
2位の鹿島はアウェイで湘南と対戦。前節は福岡を下し、岩政 大樹監督の初陣を白星で飾っている。コンスタントな活躍を見せる鈴木 優磨に加え、エヴェラウドも調子を上げており、今節も攻撃的な戦いを見せるだろう。対する湘南は前節の試合が中止となり、2週間ぶりの一戦となる。直近の試合では札幌に5失点を喫しただけに、守備の修正がテーマとなりそうだ。
3位の柏は清水の本拠地に乗り込む。前節は広島に敗れ、連勝が4でストップした。武藤 雄樹が好調を維持する一方、3点を奪われた守備面の立て直しが求められるだろう。清水は前節、G大阪を下し、2連勝を達成。12位に順位を上げ、残留争いから一歩抜け出している。カルリーニョス ジュニオ、チアゴ サンタナら好調を維持する外国籍選手が、今節も重要な役割を担いそうだ。
2連勝で5位に浮上した広島は、ホームにG大阪を迎える。前節は柏との打ち合いを制し、勢いに乗る。ルヴァンカップも含めた5連戦を乗り切り、今節はフレッシュな状態で臨めるだろう。前節、強烈なヘッドを叩き込んだナッシム ベン カリファが再び結果を残せるか。一方のG大阪は前節、清水に敗れ、6試合勝利なし。今節を前に片野坂 知宏監督を解任し、松田 浩新監督の下でリスタートを切る。経験豊富な新監督は、降格圏に沈むチームをいかに立て直すのか。その手腕に注目が集まる。
6位の川崎Fはアウェイで福岡と対戦。前節の試合は中止となったが、直近の試合では劇的な展開で横浜FMを下し、逆転優勝へ望みをつないでいる。レアンドロ ダミアンを軸とした3トップが再び調子を上げているだけに、持ち前の攻撃サッカーが展開されるだろう。対する福岡は、前節鹿島に敗れ、2連敗となった。3試合連続無得点と攻撃面に課題を抱えるなか、ジョン マリ、ルキアンの2トップに期待がかかる。
札幌はホームで鳥栖と対戦。前節は神戸に敗れ、今季初の連勝はまたしてもお預けとなった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。鳥栖は名古屋と引き分け4試合負けなしとしたものの、うち3つが引き分けと、勝ち切れない試合が目立つ。前回対戦で5得点を奪った相手を再び撃破し、勢いを取り戻すことができるか。
名古屋vs磐田は唯一、金曜日に開催される。ホームの名古屋は前節、鳥栖とスコアレスドローに終わった。それでもここ2試合はともに無失点と守備の安定感を取り戻している。マテウス カストロと永井 謙佑のスピード溢れる前線が、攻撃に勢いをもたらしたい。一方の磐田は前節、浦和に0-6で敗れ、最下位に転落。伊藤 彰監督を解任し、渋谷 洋樹新監督に再建が託されている。6点を奪われた守備の修正もさることながら、ここ7試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。
なおACL出場3チーム(横浜FM、神戸、浦和)の第26節の試合は9月14日に開催される。
■各試合の見どころをチェック
名古屋vs磐田
札幌vs鳥栖
清水vs柏
広島vsG大阪
福岡vs川崎F
湘南vs鹿島