明治安田生命J3リーグは、7月に第15節から19節までの5節分が開催された。
首位に浮上したのは新規参入チームのいわきだ。松本との上位対決は中止とあったものの、3勝1分と無敗で乗り切り、鹿児島をかわして順位表のトップに立っている。フィジカルに自信を持つチームは夏場の戦いでも強度を落とすことなく、力強い戦いを続けている。
7月に勢いを見せつけたのは藤枝だ。5戦全勝と圧倒的な強さを示し、6月終了時の6位から一気に昇格圏内に浮上した。愛媛、鹿児島と上位陣を撃破しての5勝は価値あるもので、この勢いが保たれれば、悲願のJ2昇格も見えてくるだろう。
その藤枝に敗れた鹿児島は3位に転落。17節で相模原に敗戦を喫したのも痛手となった。松本はいわき戦が中止となり4試合を消化するに留まった。3連勝と勢いに乗っていたものの、こちらも19節で下位の八戸に敗れたことで、首位浮上のチャンスを逸している。
6月は好調だった富山は7月に入りやや失速。松本に敗れるなど、思ったように勝点を伸ばせなかった。追走するのは愛媛と長野の2チームだ。愛媛は16節から4連勝。長野も4勝1分と無敗で乗り切り、それぞれ6位、7位へと順位を上げている。
上位争いが混とんとしてきた一方、6月に好調だった岐阜は7月に入って勢いが失われ、1勝4敗で9位へと転落した。また下位陣では北九州が復調の気配を見せた一方、宮崎は未勝利で13位に転落。また14位の相模原以下はそれぞれ1勝を挙げるにとどまり、6月から順位が変わることはなかった。