明治安田生命J2リーグは、16日から18日まで、第27節の10試合が開催される。
首位に再浮上した新潟は、アウェイで金沢と対戦。前節は山口を3-1で撃破した。2ゴールで勝利の立役者となった鈴木 孝司が、今節も輝きを放てるか。対する金沢は前節、水戸と引き分け、連勝はならなかった。先行される展開が目につくだけに、先制点を奪うことが勝利へのカギとなりそうだ。
横浜FCは前節、徳島と引き分け、2試合連続ドローで2位に順位を下げている。今節はホームで千葉と対戦。前回対戦では引き分けに終わっているだけに、複数得点を奪ってしっかりと勝ち切りたいところだ。一方の千葉は前節、栃木に競り負けた。押し込みながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。
3位の仙台は岩手の本拠地に乗り込む。前節は琉球に勝ち切れず、3連勝はならなかった。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがポイントとなるだろう。岩手は前節、長崎と引き分け、2試合勝利なし。こちらは2点のビハインドを追いつく粘り強さを示した。加入後初ゴールを決めたナイジェリア出身の20歳のオタボーに注目が集まる。
岡山はホームに栃木を迎える。前節は大分と引き分け、連勝はならず。それでもここ2試合で6得点と攻撃力が高まってきた印象だ。ここに広島から永井 龍と仙波 大志が加わっただけに、さらに勢いが生まれてくる可能性は高い。対する栃木は前節、千葉に1-0で競り勝った。こちらも新戦力の髙萩 洋次郎に注目が集まる。
町田vs長崎は、6位と5位の上位対決となる。町田は前節、群馬を下し、連敗を2でストップ。2戦連発中の平戸 太貴が今節も結果を残せるか。対する長崎は岩手と引き分け、8試合負けなしとしている。こちらも2試合連続ゴール中のエジガル ジュニオがカギを握りそうだ。前回対戦では長崎が1-0で勝利したが、上位争いに踏み止まるための勝点3を手にするのは果たしてどちらのチームか。
熊本はホームに山口を迎える、前節は山形に競り勝ち、7位に浮上した。精度の高いセットプレーが今節もポイントとなりそうだ。山口は前節新潟に敗れ、2試合勝利なし。水戸から復帰した高井 和馬が、チームに勢いをもたらせるか。
大分はホームで群馬と対戦。前節は岡山と引き分け、5試合負けなしとした。もっともリードを守り切れなかっただけに、後半の試合運びがテーマとなるだろう。対する群馬は町田に敗れ、5連敗。10試合勝利から遠ざかっている。苦しい戦いが続くなか、いかにチームを建て直していくのか。大槻 毅監督の手腕に注目が集まる。
甲府はホームに水戸を迎える。前節は秋田を下し、連敗を3でストップ。水曜日に行われた天皇杯でも鳥栖を下しており、復調の気配を見せている。鳥栖相手に2ゴールを決めたブルーノ パライバが、チームにさらなる勢いをもたらしたい。水戸は前節、金沢と引き分けに終わった。2戦連発中の梅田 魁人が、注目選手となる。
秋田はホームで山形と対戦。前節は甲府に敗れ、10試合勝利なし。得点力不足を露呈する攻撃陣の奮起が求められる。一方の山形も7試合勝利から遠ざかっている。前節は熊本に0-1と敗れた。こちらも課題は攻撃面。新たに加わったディサロ 燦シルヴァーノと樺山 諒乃介が救世主となれるか。
琉球vs大宮は22位と21位の対戦となる。琉球は前節仙台と引き分け、連勝はならなかった。対する大宮は東京Vと引き分け、5試合勝利なしとなった。互いに苦しい戦いが続くなか、順位の近いチームを撃破し、勢いを得たいところ。前回対戦では大宮が1-0で勝利したが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs仙台
甲府vs水戸
金沢vs新潟
大分vs群馬
秋田vs山形
町田vs長崎
横浜FCvs千葉
岡山vs栃木
琉球vs大宮
熊本vs山口