2022年7月1日(金) 17:10
勢いを加速させる横浜FMは5連勝をかけて国立で清水と激突。連敗を止めたG大阪は連勝中の浦和を迎え撃つ【プレビュー:明治安田J1 第19節】
明治安田生命J1リーグは、2日に第19節の9試合が開催される。
4連勝で首位に立つ横浜FMは、国立競技場で清水と対戦。前節は柏との上位対決を制し、勢いを加速させている。持ち前の攻撃力だけでなく、ここ4試合でわずか1失点と安定した対応も光る。攻守両面に隙はなく、今節もアグレッシブな戦いを見せるだろう。対する清水は前節C大阪と引き分け、連勝はならなかった。それでもゼ リカルド監督就任後は負けがなく、好転の予感を漂わせている。前回対戦で敗れた横浜FMにリベンジを果たし、浮上のきっかけをつかみたい。
2位の鹿島は柏の本拠地に乗り込む。前節は名古屋と引き分けに終わった。得点源の上田 綺世の移籍が決まっただけに、攻撃の再構築が求められるだろう。もうひとりのエース、鈴木 優磨にかかる期待は大きい。一方の柏は前節横浜FMに敗れ、連勝が3でストップした。2週連続で上位との対戦となるが、引き離されないためにも連敗は避けたいところ。横浜FM相手に4失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。
3位の川崎FはアウェイでC大阪と対戦。前節は終了間際に追いつかれ、磐田に勝ち切れなかった。対戦相手のC大阪は前回対戦で完敗を喫しただけに、リベンジをかけた戦いとなる。小林 悠、マルシーニョら攻撃陣の出来がカギを握るだろう。C大阪は前節清水と引き分け、2試合勝利なし。大黒柱の清武 弘嗣も負傷離脱を強いられ、苦しい状況に陥った。快勝を収めた前回対戦で2ゴールを決めた山田 寛人が救世主となれるか。
4位の広島はホームに磐田を迎える。4連勝と勢いに乗っていたものの、水曜日に行われた順延試合ではG大阪に0-2と完敗を喫している。中2日で臨む今節は、ミヒャエル スキッベ監督の用兵術がポイントとなるだろう。一方の磐田は前節、終盤に追いつき、川崎Fと引き分けた。広島との前回対戦でも終了間際に追いつく粘りを見せており、今節も最後まで諦めない執念の戦いを見せるはずだ。
鳥栖はホームに神戸を迎える。前節はFC東京に5-0と大勝を収めた。途中出場から2ゴールを決めた垣田 裕暉が、今節も輝きを放てるか。一方の神戸は前節浦和に敗れ、2連敗。ロティーナ監督を解任し、今節より吉田 孝行新監督の下でリスタートを切る。三度目の就任となる指揮官が最下位に沈むチームをいかに立て直していくのか。その手腕に注目が集まる。
FC東京はホームで福岡と対戦。前節は鳥栖に敗れ、2連敗となった。5失点を喫した守備の修正もさることながら、2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。対する福岡も連敗中。前節は広島に敗れ、4試合勝利なしとなった。2試合連続で3失点と持ち前の堅守が崩れているだけに、このポイントの修正が急務となる。
京都はホームに札幌を迎える。前節は湘南に敗れ、2連敗となった。得点力不足に苦しむなか、7試合ゴールから遠ざかるピーター ウタカの爆発が待たれる。一方の札幌は、前節G大阪を下し、連敗を3で食い止めた。課題の守備が無失点に抑えたのは好材料で、今節も強度の高い守備を保ち、スピーディな攻撃で相手ゴールに迫りたい。
G大阪はホームで浦和と対戦。水曜日に行われた試合で広島を下し、連敗を4で食い止めた。スタメン起用に応え初ゴールを決めた坂本 一彩が、今節も大仕事をやってのけるか。対する浦和は前節、神戸を下し、2連勝を達成した。終了間際に鮮やかなFKを叩き込んだダヴィド モーベルグの左足に今節も期待がかかる。
湘南はホームに名古屋を迎える。前節は京都を下し、2連勝と調子を上げている。ここ5試合で6ゴールと絶好調の町野 修斗が、今節も輝きを放てるか。名古屋は前節鹿島と引き分け、連敗を2で止めたものの、3試合勝利がない状況だ。湘南には前回対戦で2-1と勝利しており、その試合で結果を出した阿部 浩之が、悪い流れを断ち切る役割を担いたい。
■各試合の見どころをチェック
FC東京vs福岡
柏vs鹿島
広島vs磐田
京都vs札幌
清水vs横浜FM
G大阪vs浦和
C大阪vs川崎F
湘南vs名古屋
鳥栖vs神戸