Jリーグ公式試合において、効果的な感染症対策を講じながら声を出して応援いただける「声出し応援エリア/声出し応援席」の段階的導入にあたり、新たに下記の試合で運営検証を行うことを決定しました。
段階的導入にあたっては、政府の基本的対処方針に基づき6月上旬より運営検証を行い、その後、希望するすべてのクラブがガイドラインに基づき声出し応援エリアを導入できるよう進めております。
追加される運営検証試合は、7月30日から8月14日までの期間で開催する公式試合を対象に申請を受け付け、本日より順次、実施が決定した試合について公表してまいります。なお、8月15日以降も、引き続き声出し応援エリアの段階的な設置を継続する考えですが、詳細の概要は運営検証の結果を受けて決定のうえ、改めてガイドラインとともに公表いたします。
7月30日より行う運営検証試合では、スタジアムの収容率50%の人数を上限に、声出し応援エリアを拡大しても感染対策と両立した運営ができるかを確認します。実際に利用されたお客様の声も伺いながら、今後、より多くのお客様のご来場を実現しながら声出し応援エリアを拡大できるよう、知見を積み重ね、関係各所との調整や具体的なガイドラインの整備を進めてまいります。
1、運営検証試合 新規追加決定(2022年6月30日時点)
各試合のチケット販売等の詳細は、ホームクラブの公式発表をお待ちください。
開催日 | 大会・対戦カード | 会場 |
7月30日(土) | 2022明治安田生命J2リーグ第29節 モンテディオ山形vs.FC町田ゼルビア |
NDソフトスタジアム山形 |
7月30日(土) | 2022明治安田生命J2リーグ第29節 栃木SCvs.徳島ヴォルティス |
カンセキスタジアムとちぎ |
8月6日(土) | 2022明治安田生命J1リーグ第24節 アビスパ福岡vs.ガンバ大阪 |
ベスト電器スタジアム |
8月7日(日) | 2022明治安田生命J1リーグ第24節 FC東京vs.清水エスパルス |
味の素スタジアム |
8月10日(水) | JリーグYBCルヴァンカッププライムステージ準々決勝第2戦 アビスパ福岡vs.ヴィッセル神戸 |
ベスト電器スタジアム |
8月13日(土) | 2022明治安田生命J3リーグ ヴァンラーレ八戸vs. いわきFC |
プライフーズスタジアム |
8月13日(土) | 2022明治安田生命J1リーグ第25節 FC東京vs.セレッソ大阪 |
味の素スタジアム |
8月14日(日) | 2022明治安田生命J2リーグ第31節 栃木SCvs.アルビレックス新潟 |
カンセキスタジアムとちぎ |
8月14日(日) | 2022明治安田生命J1リーグ第25節 鹿島アントラーズvs.アビスパ福岡 |
県立カシマサッカースタジアム |
8月14日(日) | 2022明治安田生命J2リーグ第31節 徳島ヴォルティスvs.大分トリニータ |
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム |
今後、対象試合は追加となる場合があります。決定次第、順次公表します。
2、声出し応援エリア/声出し応援席について
・対象試合の観戦席の一部もしくはすべてを、座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定し、指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援いただけます。
・また声出し応援エリアは当面の間、「声を出して応援できること」に特化したエリアとし、飲酒行為は禁止し、エリアの外で行っていただきます(但しアルコール飲料を除く水分補給は可能)。
・声出し応援エリアの食事は、上記の試合より、エリアでの声出し応援が行われていない時間帯(試合前、ハーフタイム、試合後)のみ可能です。
・なお、声出し応援の対象ではない試合や、対象外のエリアの声出し応援は引き続き禁止行為となります。
・上記の対象試合では「声出し応援ガイドライン(STEP3)」を適用して運営されます。
声出し応援ガイドライン(STEP3)はこちら
3、 来場制限について
・声出し応援エリアの運営検証の段階では、対象試合では感染拡大防止のため全席来場制限を行います。
・政府の基本的対処方針の定めに従い「スタジアム全体の収容率が 5000 人もしくは 50%の大きいほう」を上限とします。
4、主な調査内容
対象試合では、実際にガイドラインに従い運営できているかを確認するとともに、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と協力し、よりよい運営のためのデータの取得を行います。
調査項目 | 概要 | 連携 |
声出し応援エリアの運用状況 | ・入場から観戦まで感染リスクの高まる状況なく円滑なオペレーションが提供できているかをレーザレーダー等により調査します | 産総研 |
声出し応援エリアの ソーシャルディスタンシングの把握 |
・カメラによる撮影およびAIによる解析 ・お客様同士の平均距離などを経時的に計測 ・拍手や万歳など10種類程度の行動の計測 |
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スタジアム内の密の程度の評価 および換気状況の把握 |
・声出し応援の観客席を中心として、二酸化炭素濃度計測器による濃度計測 | |
リアルタイムマスク着用率の把握 | ・カメラによる撮影およびAIによる解析 ・マスク着用率の計測 |
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観客の応援状況などの把握 | ・マイクロホンアレイによる計測およびAIによる解析 ・声出し応援の計測および音による盛り上がりの計測 |
補足事項:
・調査項目は会場ごとに異なります
・今後、取組内容について追加もしくは変更となる可能性がございます
・観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、顔の認識や個人の特定はいたしません
・音響センサは音声や喧騒など音イベントの音量・方向を特定するのに用い、音声認識や会話内容の記録は行いません
・調査により取得した情報は、用途以外に使用することはありません
・ご来場のすべての皆さまへ、マスクの着用、検温へのご協力等、基本的な感染対策の継続をご案内しております
・そのほか、Jリーグより、すべての対象試合を対象に、試合後のフォローアップとして、来場者のアンケートを行います
(参考)産総研からの調査のお知らせ
「Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入において感染予防のための調査を実施します」
https://unit.aist.go.jp/georesenv/res-geo/COVID19-Lab/news/20220517_000.html