2022年6月30日(木) 13:55
盤石の強さを見せる横浜FMが2戦2勝で首位堅持。2連敗で最下位に沈む神戸は三度目の監督交代を断行【マンスリーレポート(6月):明治安田J1】
日本代表の活動があったため、6月の明治安田生命J1リーグは2節分のみが行われた。
順位表に大きな変動がないなか、首位の横浜FMは2戦2勝で、2位以下とのポイント差をわずかに広げている。柏との上位対決では4-0と圧倒するなど、盤石の強さを見せつけた。
2位の鹿島は17節に京都を下し、4戦ぶりの白星を手にしたが、続く名古屋戦では勝ち切れず、連勝はならなかった。3位の川崎Fも同様に札幌に快勝を収め連敗を止めながら、磐田とは引き分け、勢いに乗り切れなかった印象だ。
ジワリと浮上したのが広島だ。好調のC大阪に競り勝つと、福岡には快勝を収め、5月から続く連勝を4に伸ばして、上位争いに名乗りを上げている。もっとも29日に行われたG大阪と順延試合では完敗に終わり、連勝がストップ。上位3チームとの差を詰め切れなかったのが悔やまれるところだ。
C大阪は1分1敗と勝利を手にできず、7位に転落。FC東京は2連敗で8位に順位を下げた。
苦境に陥っていた浦和は、2連勝を達成し、10位に浮上。新戦力の獲得も決まり、7月の反攻に期待がかかる。同じく2連勝を達成した湘南は、16位に順位を上げ、自動降格圏から抜け出している。2戦連発と結果を残した町野 修斗が、力強くチームを牽引している。
監督が交代した清水は順位こそひとつ下げたものの、1勝1分と好転の兆しを見せている。一方、いまだ調子の上がらないのは神戸だ。柏と浦和に連敗を喫し、最下位から抜け出せなかった。まだシーズンは半ばを過ぎたばかりだが、16位の湘南に8ポイント差を付けられる苦しい状況に陥った。その神戸は29日にロティーナ監督を解任し、吉田 孝行新監督の就任を発表。新体制で臨む7月の戦いに注目が集まる。