福島ユナイテッドFCは23日、DF鈴木 翔登が本人の申し出により今シーズンの契約を解除し、6月末をもって現役を引退することを発表しました。
鈴木は流通経済大より2015年にロアッソ熊本に加入。その後、ギラヴァンツ北九州、カターレ富山でもプレーし、今季より福島に在籍していました。
8年半に渡る現役生活では、J2リーグ通算47試合・2得点、J3リーグ通算44試合・1得点を記録しました。
クラブを通じて鈴木は、次のようにコメントしています。
「いつもご支援・ご声援をくださった全ての皆様へ。このタイミングをもって、プロサッカー選手というキャリアを引退する決断をしました。まずはシーズン中のこのタイミングで、なによりここからっていう時にチームを離れる決断をした事、本当に申し訳ございません。そして今回、その思いを受け入れて下さった、チームに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
チームと揉めている、選手と何かあった、クラブとうまくいかなかった。そんな理由は一切ないです。滾っていた蝋燭の火が小さくなっていくことや、自分のマインドに違和感を持ちながらプレーをしていたところがありました。自分が追い求める理想や、こだわり、情熱、滾るモノというのが1%でも減った時、僕自身は身をひこうと思っていたので、それが一番の理由です。
ロアッソ熊本、ギラヴァンツ北九州、カターレ富山、福島ユナイテッドFC。全てのクラブに全く恩返しができなくて本当に不甲斐なかったと自分自身強く感じています。その中でもたくさん応援してくれたファン、サポーターの皆様。チームを支えてくださっているスポンサー、パートナー企業、サプライヤーの皆様、本当にありがとうございました。このステージで毎日プレーできていたことは本当に幸せでした。
どんな時も手を差し伸べてくれて応援してくれた皆さんがいるから、その人達のためにプレーすることが出来たし、歯を食いしばって進む事ができていました。本当にありがとうございました。そんな皆さんに支えてもらったおかげで、たくさんの人に出会えて、素晴らしい経験をさせてもらえたサッカー人生でした。
最後まで僕を応援してくださった人達にプレーをしている姿をここ数年は見せる事が中々できなかったのは本当に申し訳ないです。次のステージでも真っ直ぐに進んでいこうと思います。全ての皆様に感謝を伝えたいです!ありがとうございました!」
なお7月2日に開催される明治安田生命J3リーグ第15節のカターレ富山戦で、引退セレモニーが実施される予定となっています。