2022年5月31日
2022年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2022年5月31日(火)17:15~
オンラインにて実施
登壇:Jリーグチェアマン 野々村 芳和
Jリーグ フットボール本部 本部長 黒田 卓志
陪席:Jリーグ クラブライセンスマネージャー 大城 亨太
〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
本日2022年度 第5回Jリーグ理事会後を開催しました。理事会後の定例会見を開催いたします。まず広報より公表事項をご説明いたします。
《決議事項》
1.実行委員選任について(神戸・八戸)
①ヴィッセル神戸の実行委員を徳山 大樹氏から千布 勇気(ちふ ゆうき)氏へ変更することを承認しました。
②ヴァンラーレ八戸の実行委員を下平 賢吾氏から細越 健太郎(ほそごえ けんたろう)氏へ変更することを承認しました。
2.ホームタウン追加について(松本・徳島)
①松本山雅FCは、従来の松本市、塩尻市、山形村、安曇野市、大町市、池田町、生坂村、箕輪町、朝日村に加え、新たに高森町をホームタウンといたします。
②徳島ヴォルティスは、従来の鳴門市、徳島市、吉野川市、美馬市、小松島市、板野町、松茂町、藍住町、北島町を中心とする全県に加え、新たに阿南市をホームタウンといたします。
3.Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について
Jリーグは本日開催した理事会で、おこしやす京都ACの「Jリーグ百年構想クラブ」認定に関する審査を行いましたが、普及活動に関して条件が未充足であると判断され、認定には至りませんでした。
4.明治安田生命J2リーグ 第8節 モンテディオ山形 vs. ファジアーノ岡山 再開試合の開催概要について
■再開試合の開催概要
◎『再試合』か『再開試合』か:前半11分(11:00~)の岡山の間接フリーキックからの再開試合
◎出場・エントリーメンバーの制限:制限を設けない
◎交代人数・回数: 出場・エントリー選手を変更する場合は、交代枠を使用したとみなさない
◎無効部分の公式記録の扱い:競技規則の適用ミス前の記録は有効。適用ミス後は無効
本日の理事会にて、競技規則の適用ミスがあった2022明治安田生命Jリーグ第8節、山形対岡山の取り扱いについて、上記のように決定いたしました。なお、一部開催日等につきましては、改めてお知らせいたします。開催日については、現在調整中です。決まり次第、改めて公表いたします。再試合か再開試合かということにつきましては、前半11分から岡山の間接FKからの再開試合といたします。出場・エントリーメンバーの制限は、制限を設けないことといたします。交代人数・回数につきましても、出場・エントリー選手を変更する場合は、交代枠を使用したとみなさないことといたします。そして、無効部分の公式記録の取り扱いにつきましては、競技規則適用ミス前の記録は有効とし、適用ミス後は無効とすることを決定いたしました。なお、本件決定に関する詳細の経緯や議論のポイントにつきまして、フットボール本部長の黒田より補足としてご説明いたします。
〔黒田本部長から補足説明〕
大きく3点補足いたします。
①この再開試合の決定に至る検討の進め方
まず、この試合ももちろんそうですが、今後、同様の事象が発生した際の詳細ルール作りに着手し、4月、5月と議論を重ねています。その上で、山形対岡山の試合にもそのルールを適用しています。一方、この試合は、詳細ルール策定前の出来事でしたので、一部例外も認めることにしています。
②詳細ルールについて
まだ最終確定していません。現在、細部調整含め継続検討議論中です。山形対岡山の再開試合の概要に影響がある範囲においては固まりましたので、本日発表いたしました。
③山形対岡山について詳細補足
試合日は、まだ調整中です。コロナ禍においては、今年、原則45日以内に代替日を設定してというルールで行っていますが、今回のケースは、当該クラブが90分の試合を行った上で、さらに追加で1試合行いますので、クラブの負担を考慮し、45日ルールの対象外としています。
適用ミスのあった直前からの再開試合とするか、もしくは90分最初からのやり直しのいわゆる再試合とするかについては、議論してきました。試合途中までは有効ですので、適用ミスの直前から再開するのが原則ということで、今回の山形対岡山も前半11分の間接FKからの再開ということにいたしました。一方、今後については適用ミスがあった時間や、その時の得点状況、興行としての考え方などを考慮し、両クラブと検討の上で90分の再試合とすることもできるルールにする予定です。
出場・エントリーメンバーの制限は、今回の試合では制限を設けないということにしています。これは、先日適用ミスのあった4月3日の試合から、両チームとも全メンバーを変更することも可能であることを意味しています。
途中からやり直す再開試合の場合は、出場・エントリーメンバーは当該試合と同様とするということを考えていました。一方、今回の再開試合は、7月下旬以降になる見込みで、その時には、当該試合より3カ月以上が経過しているため、チームの状況も大きく変わっている可能性もあります。1試合追加でやらなければいけないクラブの負担、また両クラブともに良い状態で試合開催ができることを考え、両クラブとも協議の上で、今回は制限なしといたしました。
先程説明した今後同様のことが起きた場合の詳細ルールについては、検討しているところです。また、公式記録についてですが、再開試合の場合は、適用ミス前は有効、適用ミス後は無効という取り扱いになります。再試合の場合はすべて無効という取り扱いになります。
これは再開試合もしくは再試合が行われる際に、公式記録が二重に計上されることを避けるため、そのような取り扱いにしています。今回、得点した岡山の選手も含め無効となり、さらに約80分をプレーした選手の皆様、またチーム関係者を含め、大変残念な状況になってしまいますが、記録が二重で計上されてしまうことによる不整合を避けるということで判断いたしました。
今後同様のことが発生した場合の詳細ルールにおいても同様となる予定です。
また、『判定ミス』と『競技規則の適用ミス』の違いを、メディアの皆さまにもご認識いただきたく、追加でご説明いたします。
『判定ミス』は、事実認定の間違いです。競技規則に基づき下した主審の判断が誤っている状態で、発生した事実に対して審判が認定した事実が間違っていたとしても、それが競技規則の範囲の中、競技規則に基づいた対応である限りは、審判の決定は最終であるということです。
一方、今回起きた『競技規則の適用ミス』は、競技規則に基づいていない対応をしてしまった状態を指しています。こちらは先日もご説明した通り、審判の決定が直ちに最終とはならず、競技会において是正する措置を取ることができます。一般的に、誤審と呼ばれているものには、この2種類がございます。今後もこの『競技規則の適用ミス』については、その競技会において是正する措置を取ることができるということで、詳細ルールを設定しています。
5.2021年理念強化配分金活用実績について
2019年の競技成績によって配分された、2021年の理念強化配分金の活用実績について、承認いたしました。2019年の競技成績によるため、該当クラブは鹿島から広島の5クラブ。いずれも競技水準の向上の目的に使用いただいたことを確認いたしました。
《報告事項》
1.後援名義申請
①地方公務員が本当にすごい! と思う地方公務員アワード2022
②さいたま市防災子ども食堂with浦和レッズ
③第15回大宮アルディージャORANGE! HAPPY!! SMILE CUP!!! (埼玉県知的障害者サッカー大会)
④U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022) 2022シーズンホームグロウン選手数の件
上記4件を承認しています。
《その他》
1.Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入 運営検証試合の追加決定のお知らせ
2.声出し応援に関するアンケート結果の共有
理事会の決議事項ではございませんが「Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入 運営検証試合の追加決定のお知らせ」をリリースいたしました。また、先般アンケートを実施していました声出し応援に関するアンケート結果も簡単ですが、共有いたします。
2点目のアンケート結果につきましては、報道資料のみとなっていますので、メディアチャンネル上で、ご確認をいただければと思います。
【声出し応援の段階的導入 運営検証試合 新規追加】
1)7月2日(土)14:00 キックオフ
2022明治安田生命J2リーグ第24節 ブラウブリッツ秋田vs.レノファ山口FC
ソユースタジアム
2)7月2日(土)18:00 キックオフ
2022明治安田生命J2リーグ第24節 水戸ホーリーホックvs.横浜FC
ケーズデンキスタジアム水戸
3)7月2日(土)19:00 キックオフ
2022明治安田生命J2リーグ第24節 モンテディオ山形vs.栃木SC
NDソフトスタジアム山形
4)7月6日(水)19:00 キックオフ
2022明治安田生命J1リーグ第20節 鹿島アントラーズvs.セレッソ大阪
県立カシマサッカースタジアム
5)7月6日(水)19:00 キックオフ
2022明治安田生命J1リーグ第20節 FC東京vs.北海道コンサドーレ札幌
味の素スタジアム
6)7月6日(水)19:00 キックオフ
2022明治安田生命J1リーグ第20節 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島
日産スタジアム
Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入・運営検証試合の追加の6試合です。すでに決定している2試合を含め、現時点では8試合が声出し応援の運営検証試合の対象となっています。今回の選定理由として、当初挙げていた調査可能なスタジアム条件に加え、日程面や、主管クラブのチケットの販売状況や自治体との調整状況に鑑みて、クラブの意向などを含み、決定をしているということをご報告いたします。
なお声出し応援に関するJリーグID保持者(約1.9万件)へのアンケート結果をサマリー部分のみ、ご報告いたします。
◎声出し応援の参加について
賛同する…76%
反対する…13%
来場回数が多い方が回答層を占めますが、今シーズン0回~1、2回程度のご来場方も、賛同の声が高い割合を占めていることがわかりました。
◎声出し応援によりコロナ感染の危険性
増える…44%
一方、声出し応援によりコロナ感染危険性が増えると答えた方は44%でした。
懸念を持たれている方もいることを念頭に置く必要があります。
また、声出し応援に関するガイドラインの項目(不織布マスク必着、エリア内の食事やアルコールの禁止、身体的距離の確保、席移動なしなど)のうち、「全体収容率削減」以外の項目は賛同が過半数を超えました。厳格なガイドラインの運用も受け入れていただく声が多いものと認識しております。
声出し応援の段階的導入を引き続き進めていくとともに、ステップごとに実施状況を確認して感染対策が守られる環境を整えていき、希望する全クラブでの再開をリーグとして目指していきたいと考えています。
段階的導入を進めていく対象試合につきましても、実際に来場した方にアンケートを実施していく予定ですので、その結果も含めて、今後の運用を検証していきたいと考えています。
《報告事項/追加》
追加で1点ご説明をさせていただきます。
●2022シーズンのElectronic Arts(EA)社との取り組みについて
電通とEA社の間で継続の方向で協議を進めていましたが、この度、最終的に合意に至ることができず終了となりましたことをご報告いたします。残念なことですが、2016年からEA社にご協賛をいただいたことに関して、リーグとして、心より感謝申し上げます。
〔野々村チェアマンよりコメント〕
今日5月31日は、20年前2002FIFAワールドカップ日本/韓国が開幕した日です。理事の森島さんや宮本さんたちと「20年経った」という話から、今回はスタートしました。「年を取った」というような話や「日本のサッカーもだいぶ前進している」というような話をしました。
UEFAチャンピオンズリーグの決勝を、現地で様々なステークホルダーの皆様とのミーティングの機会もあったこともあり、弾丸で視察してきました。パリは日本人の我々からすると、コロナは一体どこに行ったのかと思うような様子でした。世界一の大会のファイナルなので、当然スタジアムの雰囲気が盛り上がることは当たり前ですが、それでもやはり、サッカーにおけるファン・サポーターの皆さんの存在というのは本当に大きいということを改めて感じて帰ってきました。
それから、もう1つ。理事会の議題ではありませんが、ACFチャンピオンズリーグ(ACL)に関して。今年は、次のステージに日本からも3チームが進んでいます。ノックアウトステージは、セントラル開催で行われることは決まっていますが、どこで行われるかはまだ決まっていません。JFAとも話をしていますが、Jリーグとして、また日本のサッカー界としてACLでチャンピオンを目指すという気持ちも含めて、「日本でセントラル開催をすることを今、検討しています」ということをお伝えしておきたいと思います。
〔質疑応答〕
Q:山形対岡山の試合について、今回は再開か再試合になったということでよろしいでしょうか。その上で両チームに確認して11分から始めるか、90分行うかのどちらかにするということでしょうか。
それとも再開試合で決定でしょうか。11分から始まることが決定したのでしょうか。
A:黒田本部長
今回、山形対岡山の試合は前半11分からの再開ということで決定しています。考え方として、原則は有効部分までを引き継いで再開することを原則の考えにしていこうと話し合っています。
一方、両クラブでそのときの適用ミスがあった時間、得点状況、興行として何が一番お客様に喜んでもらえるかという考え方によっては、両クラブが合意すれば90分最初からの再試合でもOKにするというルールを現状考えています。
Q:Jリーグとしては再開試合とすることを決定したということですが、この場合の公式記録の扱いは、開始から11分まで出場した選手は出場記録などにカウントされるのでしょうか。
A:黒田本部長
その通りです。4月3日の試合で前半10分まで出場した選手の記録は残ることになります。
Q:リリースに「出場・エントリー選手を変更する場合は、交代枠を使用したとみなさない」とありますが、メンバー変更は許されると考えてよろしいですか。
A:黒田本部長
その通りです。極端な話、この間の試合でエントリーされていた先発11人と控えの7人、合計18人全部を入れ替えることも可能です。
Q:開催日時が決まっていないということですが、開催場所は決まっていますでしょうか。
A:黒田本部長
山形のホームゲームでしたので、基本的には山形のホームスタジアムで開催すべく調整中です。
Q:それは決まったということでしょうか。
A:黒田本部長
その方向で調整をしています。
Q:現状の順位表は勝ち点3がファジアーノ岡山に積みあがっていますが、勝ち点の取り扱いはどうなるのでしょうか。
A:黒田本部長
本日理事会で説明した通り決定したので、順位表は本日更新いたします。
Q:AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のセントラル開催の件ですが、現状のステータスとしてはAFCに手を挙げている状態になるのでしょうか。話せる範囲でお願いします。
A:野々村チェアマン
今日が締め切りなので手を挙げる方向で、様々な準備を1週間、10日とやってきています。どこで開催するかということはまだですが、日本でということの意思表示はしたいと思っています。
Q:声出し応援の運営検証についてですが、6試合新たにやるにあたり、今まで検証をやっていた場所を前提に希望クラブを募ってというお話だったと思いますが、希望したクラブはどの位あって、6クラブよりもさらに多かったか、教えていただけますでしょうか。
A:黒田本部長
実際はこの試合数以上に手を挙げていただきました。今日時点で決まっているのが6試合ということです。
Q:自治体等の様子も考慮してというお話しでしたが、選定理由にありましたが、これまでのガイドライン違反の有無が選考に影響したということもあるのでしょうか。
A:黒田本部長
決められたルールの中でやっていかないといけないので、今回手を挙げていただいたクラブには、そこを十分理解いただいた上で今後進めていくことになります。
Q:ACLのセントラル開催ですが、これは8月開催部分についてということでしょうか。
A:野々村チェアマン
そうです。8月のラウンド16から準決勝までの開催分です。ファイナルはホーム&アウェイになるので、準決勝までの分です。
Q:声出し応援について、今日発表された6試合ですが、ステップ2のプロセスは6試合を7月に行うということですが、この試合は7月頭になっていますが、検証のために試合が改めて追加される可能性はありますでしょうか。ステップ3がもう少し早くなるか、その可能性についてもお聞かせください。
A:黒田本部長
ご認識の通りで、1日でも早くこの検証を進めていきたいということで、一旦7月上旬に6試合を選定しています。当然この検証を進めていく中で、対象試合を増やしていきたいですし、またステップ3を早めるのかという質問がありましたが、我々としては前向きに進めていきたいと思っていますので、そのペースをあげていきたいと思っています。
Q:Electronic Arts Inc.とのパートナーシップが終了することによって、Jリーグとテレビゲームの関係は今後どうなるのでしょうか。リーグの方針についてコメントがあればお聞かせください。
A:広報部
詳細の契約内容は控えさせていただきますが、現在コナミ社とはeJリーグも含めて引き続き取り組みを進めさせていただくことになりますので、コナミ社とeJリーグなどのイベント開催は引き続き検討していきます。
Q:コナミ社との契約は専属ということか、他の会社のライセンスということはないのでしょうか。
A:広報部
それに関しましても契約の内容になりますので控えさせていただきます。
Q:チャンピオンズリーグを観戦した件について、現場でいろいろなトラブルがあったことが報道されていましたが、その様子を直接見たか、(見たのであれば)その感想があればお聞かせください。
A:野々村チェアマン
チケット問題のトラブルのことをおっしゃっているのだと思います。世界一の大会のファイナルのキックオフを30分遅らせるということ判断をした運営サイドの決断は凄いと純粋に思いました。キックオフ予定時間にはリバプールサイドのサポーターの空席が結構多く、どうしたのかと思っていましたが、30分遅らせたことによってほぼ埋まった状態でスタートできたのかなと感じました。
Q:今日の報告事項にはありませんでしたが、鈴鹿ポイントゲッターズの件で質問です。
鈴鹿の扱いについては6月の理事会で判断されるというお話でしたが、本日の理事会では報告、議論は無かったのでしょうか。
A:広報部
本日の理事会においても引き続き鈴鹿の体制の改善について状況報告は理事の皆様に議案として報告していますが、本日決定したことはありません。引き続き6月に向けて議論を進めてまいりたいと思います。
Q:鈴鹿からはガバナンス改善の方向性については、どのような内容で伝えられているのでしょうか。
A:広報部
6月に向けて引き続き議論中ですので、詳細については控えさせていただきます。ご了承ください。
Q:Jリーグ百年構想クラブの資格停止を解除するかどうかは、総合的に判断されるとのことでしたが、条件としてガバナンスの改善、ステークホルダーからの支援継続という項目がある中で、ガバナンスの改善というのは具体的にどのようなポイントを重視するといった項目があれば教えてください。
A:広報部
本件に関して、判断のポイントは様々なケースを想定すると非常に難しいと感じていますので、従前にお伝えしている通り、総合的な判断になると思います。
Q:J2山形対岡山の試合再開について。日程調整中とのことですが、サポーターはじめ両チーム、スタジアムの都合などがありますので早めに決定するべきものだと思いますが、いつまでに日程を決められるか、めどは立っているのでしょうか。
A:黒田本部長
皆さん、この情報を待たれていると思いますので、鋭意両クラブとJリーグで調整しています。具体的にいつまでにというめどは立っていませんが、時間をかけずに行いたいと思います。7月下旬以降の候補日程の中で調整をしています。
Q:ACLのセントラル開催について具体的に教えてください。
日本で開催したいと野々村チェアマンが考えた理由と、対象となる試合を教えてください。
A:野々村チェアマン
JリーグとしてJクラブにどのようにサポートできるかを考えた際に、日本で開催したほうがクラブの勝つ確率が上げられるのではないかということが理由です。
当然ながらクラブの希望もあります。かつ、冒頭FIFAワールドカップ日韓開催から20年という話をしましたが、それ以来日本国内においてそれなりのサイズの国際大会をたくさん開催しているわけではありません。20年たって若いスタッフが増えた中で、国際大会を経験することはクラブにとってもリーグにとっても将来必ず役に立つであろうという思いも含め、多少費用は掛かるかもしれませんが、トライしたいと思っています。
Q:日本以外に何か国、どのような国が申し込んでいるのでしょうか。
A:野々村チェアマン
それに関しては全くわかりません。もしかしたら他の国も申し込んでいるかもしれませんが、日本として意思を示したいという状況です。
Q:決定はいつごろでしょうか。
A:野々村チェアマン
正確にはわかっていませんが、8月の試合予定なのでさほど遅くならないと思っています。
Q:おこしやす京都の百年構想クラブ入会が見送られたとのことで、普及活動が足りないということですが、具体的にどの程度の項目が足りなかったのでしょうか。
A:大城ライセンスマネージャー
「Jリーグ百年構想クラブ規程」の中に、第2条として百年構想クラブの条件を定めています。その中の第10号に「普及活動、サッカースクール・クリニックを1年以上継続して実施いること」という要件があります。今回、この要件に充足していないということなので、1年に満たなかったと理事会として判断したということです。
Q:国際大会を開催することついて、先日、JFAの田嶋会長が来年のアジアカップについて、ぜひ日本で開催したいというコメントをされていました。それが実現した場合は、Jリーグの会場や日程など、様々な影響が出ると思います。そうした話はJリーグとJFAの間で進んでいるのでしょうか。
A:野々村チェアマン
アジアカップについては、もし開催するのであれば、リーグとして協力しないとできないことももちろんあると思います。何が一緒にできるかという話はしていますが、来年の8月に、アジアカップが来るかどうかは、まだ決まっていません。コミュニケーションは取っていることをお伝えしておきます。
Q:おこしやす京都の件です。育成が未充足ということですが、小学生が対象のスクールやクリニックは行われているように思いますが、そうしたこととは別の活動のところで不足しているということでしょうか。
A:大城ライセンスマネージャー
スクール活動を全く実施していないということはありません。ですが、単発的に数ヶ月に一度などではなく、継続して実施することを求めています。今回、その条件には充たなかったと理事会で判断されたということになります。