明治安田生命Ｊ２リーグは4日、5日に第20節の11試合が開催される。
首位の仙台はアウェイで千葉と対戦。前節は栃木に競り勝ち、5試合負けなしとしている。攻撃的な戦いを実現するなか、調子を上げてきた皆川 佑介に今節も期待がかかる。対する千葉は前節水戸を下して、今季初の2連勝を達成した。2試合連続複数得点と攻撃が機能し始めており、今季初ゴールを決めたブワニカ 啓太が、再び結果を残せるか。
2位の新潟は徳島の本拠地に乗り込む。前節は山形に快勝を収め、3連勝を達成。3試合連続で3-0の勝利と、圧倒的な戦いを続けている。U-21日本代表の活動のため三戸 舜介は不在となるが、本間 至恩、松田 詠太郎ら好調を維持する攻撃陣のパフォーマンスが今節もカギを握るだろう。徳島は前節、琉球と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。それでも土壇場で追いついた粘り強さは今後につながるはず。久しぶりに複数得点を記録した点も前向きな材料だ。
3位の横浜FCはホームに東京Ｖを迎える。前節は山口を下し2連勝と、再び調子を上げている。途中出場から決勝点を決めた亀川 諒史が、再び大仕事をやってのけるか。一方の東京Ｖは大宮と引き分け、5試合勝利なしとなった。馬場 晴也と山本 理仁の2人をU-21日本代表の活動で欠くなか、代わってピッチに立つ選手が流れを変える役割を担いたい。
4位に浮上した町田は、アウェイで大分と対戦。前節は秋田に2-0と快勝を収めた。調子を上げてきたドゥドゥに今節も期待がかかる。大分は前節、群馬を下して、6試合ぶりに勝点3を手にした。得点力不足に苦しむなか、決勝ゴールを決めた渡邉 新太の出来が今節もカギを握りそうだ。
5位の熊本は秋田とのアウェイゲームに挑む。前節は甲府と引き分け、4試合負けなしとした。とはいえ立ち上がりの失点で流れを悪くしただけに、試合の入りがポイントとなるだろう。秋田は前節、町田に敗れ、6試合ぶりの黒星となった。持ち前の堅守を保ち1点差勝負に持ち込めれば、勝機は高まりそうだ。
山形はホームに琉球を迎える。前節は新潟に敗れ、10試合ぶりの黒星となった。今季最多タイの3失点を喫した守備の修正がテーマとなるだろう。琉球は前節徳島に引き分け、3試合勝利なし。終了間際の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がポイントとなりそうだ。
金沢は2連勝で7位に浮上。2試合連続ゴール中の嶋田 慎太郎が、今節も輝きを放てるか。対戦相手の岡山は3試合負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。3戦連続クリーンシートと守備の安定は備わるだけに、後はいかに得点を奪えるか。ミッチェル デュークがオーストラリア代表に選出され不在となるなか、他の攻撃陣の奮起が求められる。
大宮はホームで水戸と対戦。前節は東京Ｖと引き分け、相馬 直樹監督の初陣を白星で飾れなかった。それでも奥抜 侃志が今季初ゴールを奪うなどポジティブな材料も多く、新体制初勝利を手にして上昇気流に乗っていきたい。水戸は前節千葉に敗れ、2連敗となった。2試合で5失点の守備の修正が重要なテーマとなるだろう。
山口はホームで群馬と対戦。前節は横浜FCに敗れ、3連敗。5試合勝利から遠ざかっている。この間、わずか2得点の攻撃面のテコ入れを図りたい。群馬は前節大分に敗れ、こちらも3連敗となった。同様に得点力に課題を抱えるだけに、僅差の戦いが展開されそうだ。連敗を抜け出すのは果たしてどちらのチームか。
栃木はホームに長崎を迎える。前節は仙台に敗れ、3連勝はならなかった。それでも首位チームを最後まで苦しめた戦いは自信となったはず。ここ7試合で4得点とゴール量産中の矢野 貴章に今節もかかる期待は大きい。長崎は前節岡山とスコアレスドローに終わった。ここ2試合得点がないなか、都倉 賢が負傷離脱したのは大きな痛手だろう。エジガル ジュニオと植中 朝日の2トップが、悪い流れを断ち切るパフォーマンスを見せられるか。
岩手はホームで甲府と対戦。前節は金沢に敗れ、今季二度目の3連敗となった。複数失点が続く守備組織を立て直すことが何よりのテーマとなる。一方の甲府は熊本と引き分け、5試合連続のドローとなった。ウィリアン リラが好調を維持するだけに、複数得点を奪い、勝ち切る戦いを実現したい。
■各試合の見どころをチェック
徳島vs新潟
岡山vs金沢
秋田vs熊本
山形vs琉球
大宮vs水戸
千葉vs仙台
横浜FCvs東京Ｖ
山口vs群馬
大分vs町田
岩手vs甲府
栃木vs長崎
