Jリーグ公式試合において、効果的な感染症対策を講じながら声を出して応援いただける「声出し応援エリア/声出し応援席」の段階的導入にあたり、新たに下記の試合で運営検証を行うことを決定しました。
段階的導入にあたっては、政府の基本的対処方針に基づき6月上旬~7月にかけて数試合で運営検証を行い、その後、希望するすべてのクラブがガイドラインに基づき声出し応援エリアを導入できるよう進めてまいります。
新たに追加する下記の対象試合では、声出し応援エリアをより拡大しても感染対策と両立した運営ができるかを確認するとともに、実際に利用されたお客様の声も伺いながら、今後、より多くのクラブが声出し応援エリアを設置できるよう、具体的なガイドラインの整備を行ってまいります。
1.運営検証試合(2022年5月31日時点)
各試合のチケット販売等の詳細は、ホームクラブの公式発表をお待ちください。
新規追加
日時 | 大会・対戦カード | 会場 |
7月2日(土) 14:00キックオフ |
2022明治安田生命J2リーグ第24節 ブラウブリッツ秋田vs.レノファ山口FC |
ソユースタジアム |
7月2日(土) 18:00キックオフ |
2022明治安田生命J2リーグ第24節 水戸ホーリーホックvs.横浜FC |
ケーズデンキスタジアム水戸 |
7月2日(土) 19:00キックオフ |
2022明治安田生命J2リーグ第24節 モンテディオ山形vs.栃木SC |
NDソフトスタジアム山形 |
7月6日(水) 19:00キックオフ |
2022明治安田生命J1リーグ第20節 鹿島アントラーズvs.セレッソ大阪 |
県立カシマサッカースタジアム |
7月6日(水) 19:00キックオフ |
2022明治安田生命J1リーグ第20節 FC東京vs.北海道コンサドーレ札幌 |
味の素スタジアム |
7月6日(水) 19:00キックオフ |
2022明治安田生命J1リーグ第20節 横浜F・マリノスvs.サンフレッチェ広島 |
日産スタジアム |
既に決定している試合
6月11日(土) 15:00キックオフ |
JリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ第2戦鹿島アントラーズvs.アビスパ福岡 | 県立カシマサッカースタジアム |
6月12日(日) 18:00キックオフ |
明治安田生命J2リーグ第21節 東京ヴェルディvs.いわてグルージャ盛岡 |
味の素スタジアム |
選定理由 :
データ取得を優先し、過去にコロナ関連の調査実績のあるスタジアムを中心に調査設計可能なスタジアムを候補会場とした上で、主管クラブのチケット販売状況や自治体との調整状況、クラブの意向などに鑑み決定
(以下は再掲)
2. 声出し応援エリア/声出し応援席について
・対象試合の観戦席の一角を、座席間隔を広く保った「声出し応援可能エリア」として指定し、指定エリア内の座席(声出し応援席)を購入された来場者に限り、不織布マスク着用のうえで声を出して応援いただけます。
・また声出し応援エリアは当面の間、「声を出して応援できること」に特化したエリアとし、食べ物を食べたり、飲酒をする行為は禁止し、エリアの外で行っていただきます(但しアルコール飲料を除く水分補給は可能)。
・なお、声出し応援の対象ではない試合や、対象外のエリアの声出し応援は引き続き禁止行為となります。
・詳細は「声出し応援ガイドライン」をご確認ください(URLは下部に掲載)。
3. 来場制限について
・声出し応援エリアの運営検証の段階では、対象試合では感染拡大防止のため全席来場制限を行います。
・政府の基本的対処方針の定めに従い「スタジアム全体の収容率が5000人もしくは50%の大きいほう」を上限とし、さらに声出し応援エリア自体にも人数上限を設けます。
4. 主な調査内容
対象試合では、実際にガイドラインに従い運営できているかを確認するとともに、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、産総研)と協力し、よりよい運営のためのデータの取得を行います。産総研の調査内容の詳細は下記の「産総研からのお知らせ」をご覧ください。
調査項目 | 概要 | 連携 |
声出し応援エリアの運用状況 | ・入場から観戦まで感染リスクの高まる状況なく円滑なオペレーションが提供できているかをレーザレーダー等により調査します | 産総研 |
声出し応援エリアの ソーシャルディスタンシングの把握 |
・カメラによる撮影およびAIによる解析 ・お客様同士の平均距離などを経時的に計測 ・拍手や万歳など10種類程度の行動の計測 |
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スタジアム内の密の程度の評価 および換気状況の把握 |
・声出し応援の観客席を中心として、二酸化炭素濃度計測器による濃度計測 | |
リアルタイムマスク着用率の把握 | ・カメラによる撮影およびAIによる解析 ・マスク着用率の計測 |
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観客の応援状況などの把握 | ・マイクロホンアレイによる計測およびAIによる解析 ・声出し応援の計測および音による盛り上がりの計測 |
※そのほか、試合後のフォローアップとして、来場者のアンケート、体調に関するヒアリングをJリーグが行います
補足事項:
・詳細な調査内容は後日、産業技術総合研究所のホームページに掲載します
・今後、取組内容について追加もしくは変更となる可能性がございます
・観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、顔の認識や個人の特定はいたしません
・音響センサは音声や喧騒など音イベントの音量・方向を特定するのに用い、音声認識や会話内容の記録は行いません
・調査により取得した情報は、用途以外に使用することはありません
・ご来場のすべての皆さまへ、マスクの着用、検温へのご協力等、基本的な感染対策の継続をご案内しております
(参考)
産総研からの調査のお知らせ
「Jリーグ公式試合における声出し応援の段階的導入において感染予防のための調査を実施します」
https://unit.aist.go.jp/georesenv/res-geo/COVID19-Lab/news/20220517_000.html
Jリーグ声出し応援ガイドライン:
https://www.jleague.jp/img/pdf/2022_0518_22376.pdf