2022年5月2日(月) 19:50
首位浮上の鹿島は調子を上げてきた磐田を迎え撃つ。4戦連続無失点のFC東京は、同じく堅守が売りの福岡と激突【プレビュー:明治安田J1 第11節】
明治安田生命J1リーグは、3、4日に第10節の7試合が開催される。
首位に浮上した鹿島はホームで磐田と対戦。前節はC大阪に3-0と快勝を収めた。2試合連続無得点と結果が出なかったなかでの3得点で、チームに再び勢いが生まれている。4試合ぶりにゴールを決めた鈴木 優磨に今節も期待がかかる。対する磐田は前節名古屋に逆転勝ちし、今季2勝目を挙げた。こちらは途中出場から2得点を決めた大津 祐樹に注目が集まる。
4位のFC東京は福岡の本拠地に乗り込む。前節はG大阪に快勝を収め、5試合負けなしとしている。4試合連続で無失点と堅い守りが光る一方、前節復帰を果たし、結果も残したレアンドロが攻撃に勢いをもたらすはずだ。福岡は前節京都に競り勝ち、5試合ぶりに勝利を手にした。得点が生まれたのも5試合ぶりで、決勝点を決めた山岸 祐也が今節も結果を残せるか。
5位の柏はアウェイで広島と対戦。前節は鳥栖に敗れ3連敗となった。4失点を喫した守備もさることながら、3試合で1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。広島は前節清水と引き分け、5試合負けなしとした。もっともここ2試合は勝ち切れておらず、得点を奪えている一方で失点も増えつつある。ハイプレスで生じた背後のスペースのケアが勝ち切るためのポイントとなりそうだ。
6位の鳥栖はホームにC大阪を迎える。前節は柏に快勝を収め、3試合ぶりに勝点3を手にした。4得点を奪った勢いを今節にも持ち込み、今季初の連勝を狙う。対するC大阪は前節鹿島に敗れ、2試合勝利なし。2試合連続無得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
名古屋はホームで京都と対戦。前節は磐田に敗れ、4試合勝利なしとなった。先手を奪いながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。京都は前節福岡に敗れ、5試合ぶりの黒星となった。押し込みながらも決め手を欠いただけに、最後の場面の質向上が求められてきそうだ。
G大阪はホームで札幌と対戦。前節はFC東京に敗れ、2連敗。ともに完封負けと攻撃面に課題を残す。しばらくゴールから遠ざかるパトリックの復調が待たれる。札幌は前節湘南を下し、3試合負けなしとしている。この間無失点と安定した守備組織が備わっている。得点力にやや課題を残すなか、湘南相手に鮮やかな一撃を叩き込んだ菅 大輝に今節も期待がかかる。
湘南vs清水は17位と16位の対戦となる。湘南は前節札幌に競り負け、連勝はならなかった。ここまでわずか5得点と決定力不足に苦しむなか、町野 修斗らFW陣の奮起が求められる。対する清水は前節広島と引き分け、4試合連続のドローとなった。8試合勝利から遠ざかるも、広島戦では今季初スタメンのチアゴ サンタナが2ゴールと気を吐いた。怪我から復帰した頼れるエースが、苦境のチームを救えるか。
なおACLに出場した4チームの試合は18日に開催。カードは神戸vs川崎F、浦和vs横浜FMとなっている。
■各試合の見どころをチェック
名古屋vs京都
広島vs柏
鹿島vs磐田
湘南vs清水
鳥栖vsC大阪
福岡vsFC東京
G大阪vs札幌