明治安田生命J3リーグは、16日、17日に第6節の9試合が開催される。
首位の福島はホームで相模原と対戦。前節は讃岐と引き分け無敗を守ったものの、2試合連続のドローとなった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。相模原は前節愛媛に敗れ、2連敗。藤本 淳吾が2試合連続ゴールと好調を維持する一方、終盤に隙を見せた守備組織を上手く立て直したい。
福島と同勝点で2位のいわきは、ホームに今治を迎える。前節は長野に4ゴールを奪っての快勝。好調を維持する有馬 幸太郎が今節も輝きを放てるか。今治は前節、八戸に競り勝ち、今季2勝目を手にした。こちらはエースの中川 風希のパフォーマンスがカギを握りそうだ。
上位2チームと勝点で並ぶ3位の鹿児島は、ホームで鳥取と対戦。前節は藤枝に2-0と快勝を収めた。攻撃を牽引する有田 光希と米澤 令衣の出来が、今節も勝敗を分けるポイントとなりそうだ。鳥取は前節、YS横浜を下し、今季初勝利を挙げた。3戦連発中の大久保 優に今節も期待がかかる。
岐阜vs松本は今節の注目カードとなる。岐阜は前節富山を下し、6位に浮上。2ゴールを奪った山内 寛史を中心に、今節も攻撃的な戦いを見せるだろう。対する松本は前節宮崎と引き分けに終わった。それでもリーグトップの11得点と、こちらも攻撃が機能している。互いにストロングポイントを示すことができれば、激しい撃ち合いとなる可能性は高い。
長野はアウェイでYS横浜と対戦。前節はいわきに敗れ、今季初黒星を喫した。4点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなる。YS横浜は前節鳥取に敗れ、4連敗。開幕から5試合勝利がない状況だ。5試合で2得点・8失点と攻守両面に不安を抱えている。早くも訪れたこの苦境からいかに脱していくのか。仲田 建二監督の手腕が問われてきそうだ。
藤枝はホームに富山を迎える。前節は鹿児島に0-2と完敗を喫した。ボール保持率で勝りながらも決定力を欠く試合が目立つだけに、最後の場面の質向上がテーマとなる。富山は前節岐阜に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。得点は奪えているだけに、失点が減らない守備組織の修正が求められるだろう。
北九州vs愛媛は、降格チーム同士の対戦に。北九州は前節、沼津に敗れ、3連勝はならなかった。4失点を喫した守備の立て直しがテーマとなる。対する愛媛は相模原を下し、2連勝を達成。ようやくエンジンがかかってきた印象だ。途中出場から結果を残す17歳の行友 翔哉に注目だ。
宮崎はホームで沼津と対戦。前節は松本と引き分け、4試合勝利なしとなった。エースの工藤 壮人が負傷離脱したなか、ここ2試合で3得点と好調の岡田 優希にかかる期待は大きい。対する沼津は前節北九州を下し、2連勝と勢いに乗る。ハイプレスからの素早い攻撃が機能しており、今節も鋭いシュートカウンターが得点機を高めるポイントとなりそうだ。
八戸はホームに讃岐を迎える。前節は今治に0-1と敗戦。粘り強い守備は実現できているだけに、4試合でわずか2得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。一方の讃岐も3試合勝利がない。それでも前節は首位の福島と引き分け、3試合ぶりの勝点を手にした。今節も粘り強い守備を保ちながら、一瞬の隙を突く戦いに勝機を見出したい。
■各試合の見どころをチェック
YS横浜vs長野
鹿児島vs鳥取
八戸vs讃岐
福島vs相模原
いわきvs今治
宮崎vs沼津
藤枝vs富山
岐阜vs松本
北九州vs愛媛