ＡグループのＣ大阪は引き分け以上で早くも突破が決定。リーグ戦好調の広島は連覇を狙う名古屋と激突【プレビュー：ルヴァンカップ GS 第4節】

ＪリーグYBCルヴァンカップは13日にグループステージ第4節の8試合が開催される。

Ａグループでは3連勝で首位に立つＣ大阪が、ホームに鹿島を迎える。前節は大分に6-1と大勝を収めた。引き分け以上でグループステージ突破が決まる状況のなか、前回対戦で決勝ゴールを奪った北野 颯太に注目だ。対する鹿島も前節はＧ大阪に大勝。リベンジをかけた今回の一戦は、染野 唯月ら若い力に期待がかかる。

Ｇ大阪vs大分はともに前節完敗を喫しており、グループステージ突破に向けて後のない状況に追い込まれている。前回対戦では2-2の引き分けに終わった。両チームともにまだ勝利がないだけに、まずは勝点3を手にし、突破への望みをつなぎたい。

Ｂグループでは首位の広島が、アウェイで名古屋と対戦。前節は清水に敗れ、3連勝はならなかった。名古屋との前回対戦では2-0と快勝。ゴールを決めたジュニオール サントスが今回も結果を残せるか。対する名古屋は前節、徳島を下して初勝利を挙げた。こちらは柿谷 曜一朗のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

徳島はホームに清水を迎える。ここまで勝利がなく、最下位に沈む。リーグ戦でも苦しい戦いが続いており、ここが正念場。課題の得点力不足をいかに解消できるか。新たなタレントの台頭が期待される。清水は前節広島を撃破し、初勝利を手にした。こちらもリーグ戦では苦戦が続いているが、この大会で目に見える結果を手にし、好転のきっかけをつかみたい。

Ｃグループでは勝点4で並ぶ京都と札幌が激突。前節の同カードは新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、これが今大会の初顔合わせとなる。直近のリーグ戦ではともに勝利を収め、調子を上げている。京都は山田 楓喜、札幌は中島 大嘉と両チームの若きタレントに注目が集まる。

鳥栖はホームで柏と対戦。両チームともにまだ白星がなく、初勝利をかけた戦いとなる。前節の対戦では終了間際に柏が追いつき、1-1の引き分けに終わった。柏は同点ゴールを決めた升掛 友護が再び大仕事をやってのけるか。一方の鳥栖は、加入後まだゴールのない宮代 大聖の爆発が待たれる。

Ｄグループでは、首位の湘南がホームにFC東京を迎える。前節はそのFC東京に敗れ、連勝が2でストップ。リベンジをかけた今回の一戦では、今大会2試合連続ゴール中の池田 昌生に大きな期待がかかる。一方のFC東京は連勝を達成し、グループ首位浮上を目指す。こちらは好調を維持する安部 柊斗がキープレーヤーとなりそうだ。

もうひとつの試合では、福岡と磐田が対戦。前節に続いての対戦で、リーグ開幕戦も含め、これが今季三度目の対戦となる。リーグ開幕戦では1-1の引き分けに終わり、前節の対戦では磐田が1-0で勝利した。磐田はその試合で決勝点を決めた金子 翔太に再び期待がかかる。一方、得点力不足に苦しむ福岡は、加入後まだゴールのないルキアンが、古巣相手に結果を残せるか。

■各試合の見どころをチェック
・Ａグループ
Ｇ大阪vs大分
Ｃ大阪vs鹿島
・Ｂグループ
徳島vs清水
名古屋vs広島
・Ｃグループ
京都vs札幌
鳥栖vs柏
・Ｄグループ
湘南vsFC東京
福岡vs磐田