2022年3月28日
2022年度 第3回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2022年3月28日(月)17:00~
オンラインにて実施
登壇:野々村 芳和 チェアマン
〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
2022年度 第3回Jリーグ理事会後の定例会見を開催いたします。まず公表事項をご説明いたします。
《決議事項》
1.理事内定について
新たに公益財団法人日本サッカー協会(JFA)理事 技術委員会 委員長の反町 康治氏を理事として内定いたしました。本件につきましては、4月19日(火)に開催する2022年度第2回社員総会にて決議され、正式に選任いたします。
2.福島ユナイテッドFCがホームタウンを追加について
福島ユナイテッドFCのホームタウンとして、従来の福島市、会津若松市を中心とする全県に加え、新たに伊達市、国見町、桑折町、川俣町を承認することを決定いたしました。
《報告事項》
1.参与選任について
各役職を退任された以下の9名の方々を参与に選任することを決定いたしました。
原 博実氏、木村 正明氏、為末 大氏、藤沢 久美氏、大塚 則子氏、山﨑 忠史氏、小西 孝生氏、川瀬 隆弘氏、小林 正三郎氏の9名となります。
なお、参与の資格条件は理事、監事、実行委員または専門委員会委員長を3年以上務めた者、またはそれに準ずる方となります。選任方法は資格を有する方について、担当業務執行理事にて決裁の上、理事会にて報告させていただきました。
なお、任期は本日より3年となります。
〔野々村チェアマンよりコメント〕
サッカー日本代表がFIFAワールドカップカタール2022への出場を決めたので、昨日から私は青い服を着ています。本当によかったと思っています。
Jリーグで育って海外に出て活躍している選手、そして先日の試合に出場した、現在Jリーグに所属している4名の選手の活躍によってワールドカップの出場を決めることができたことは、現在のJリーグにとって価値がありますし、30年前、Jリーグが始まった頃にサッカーを始めるきっかけを世の中に示してくれた 当時のJリーグに感謝しなくてはいけないと思っています。私たちはこれから30年後を考え、良い取り組みをしていかなくてはいけないということを改めて感じたワールドカップ出場決定でした。
本日、初めての通常理事会となりました。いろいろな話をいたしましたが、難しい話でも皆さんが様々な建設的な意見を出してくださり、このメンバーで良い仕事ができるのではないかという感覚を持った理事会でした。
内田 篤人特任理事は、アンダーカテゴリーの日本代表のコーチをされており、練習の合間にジャージ姿で参加して、フットボールをベースに良い意見を出してくれました。ビジネスサイドの皆さんは、ビジネス目線でリーグの発展を考えてくださっているコメントをたくさんいただきました。繰り返しになりますが、良いグループになると思いました。
本日で就任して2週間になります。この2週間の間に5試合を視察しました。雨が多く、コロナの影響がある中でも多くのファン・サポーターが来て下さったことはありがたいことでしたし、また5試合の内4試合がサッカー専用スタジアムでの試合で、改めてサッカー専用スタジアムは良いと思いました。常々申し上げている「サッカーという作品」という観点から見ても、サッカー専用スタジアムには第三者が見た時の作品の力というのがあるということを、改めて感じた2週間でした。あと53クラブにどれだけ早く行けるか、頑張っていきたいと思っています。
〔質疑応答〕
Q:理事会の議題ではありませんが、ヴィッセル神戸のスポーツダイレクターに永井 秀樹氏が就任されました。処分の問題などもあり、(そういった役職に就任)するのはまだ早いのではないか、という意見も出ています。
午前中にJFA田嶋会長の囲み取材でも質問をさせていただいたのですが、野々村チェアマンの見解を是非聞かせてください。同氏の就任をどのように考えているのか、またJリーグの見解があればお聞かせください。
A:野々村チェアマン
Jリーグとしては本人に対して何かのペナルティを科したことはありません。本件に関しては、当然ながらどのような理由があってもハラスメントが許されるわけではないということが大前提としてあります。
クラブがどのような人材をどう獲得するのかは、クラブの問題であると思いますし、本件に関してもクラブに関しては、リーグの立場からはありません。
ただ、いずれにしても、本件のみならず周囲がどのようにサポートするか、その先本人がどのようになっていくかが一番大切なことです。クラブもそのようなスタンスで考えている、と伺っています。
田嶋会長のコメントを拝見しましたが、私自身は田嶋会長のコメントと同じような感覚でいます。
この件に関してだけでなく、同様のことが今もあるかもしれませんし、この先も起こってしまうかもしれません。Jリーグとしては、どのように回りがサポートし、本人をどのように次のステップに進ませていくか、が最も大事にしなくてはいけないことだと思っています。
Q:今回の件で、永井氏ご本人と会ってお話しした、永井氏から報告や挨拶があったのでしょうか。
A:野々村チェアマン
全くありません。
【司会より説明】
4月の理事会後の会見についてご案内します。
4月26日(火)に理事会を行い、理事会後の会見を開催いたします。
以上を持ちまして理事会後の記者会見を終了いたします。