4連勝と勢いに乗る横浜FCは前節初黒星の岡山と激突。東京Ｖvs町田のダービーマッチは好調同士の対戦に【プレビュー：明治安田Ｊ２ 第5節】

明治安田生命Ｊ２リーグは、19日から3日間に渡って、第5節の11試合が開催される。

開幕4連勝で首位に立つ横浜FCは、アウェイで岡山と対戦。前節は2点のビハインドを跳ね返し、水戸に3-2と逆転勝利を収めた。2ゴールを決めた小川 航基が、今節も輝きを放てるか。対する岡山は前節町田に敗れ、今季初黒星を喫した。3点を奪われた守備の修正がテーマとなりそうだ。

その岡山を下した町田は2位に浮上。今節はアウェイで東京Ｖとのダービーマッチに臨む。3連勝と勢いに乗るなか、前節2ゴールの太田 修介にかかる期待は大きい。一方の東京Ｖもここまで2勝2分と無敗を続ける。前節は群馬に1-0で勝利。Ｕ-21日本代表にも選出された山本 理仁が注目選手となる。

3位タイの仙台は、山形の本拠地に乗り込む。前節は岩手に3-0と快勝。早くも3得点を決めている中山 仁斗が今節も結果を残せるか。山形は前節甲府と引き分け、2試合連続ドローとなった。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。

3戦負けなしで6位に浮上した千葉は、ホームに群馬を迎える。前節は金沢に1-0で勝利。2試合連続クリーンシートを達成した堅守を武器に、今節もしたたかに試合を進めていくはずだ。一方の群馬は前節、東京Ｖに敗れ、今季初黒星となった。3戦連続無得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。

秋田はホームで金沢と対戦。前節は新潟を下し、2連勝を達成した。自慢の守備組織が機能するなか、限られたチャンスから1点を奪い取る戦いで3連勝を狙う。一方の金沢は開幕から勝利がなく、現在は2連敗中。課題の得点力不足をいかに解消するのか。エースの豊田 陽平の爆発が待たれる。

岩手はホームに栃木を迎える。前節は仙台に0-3と完敗を喫した。力の差を見せつけられたなか、上手く切り替えて、今季初のホームゲームで地元のファンと喜びを分かち合いたい。栃木は前節、大宮と引き分け、3試合勝利なし。それでも終盤に追いつく粘りを披露し、勝点1を確保した。移籍後初ゴールを決めたトカチが、チームに勢いをもたらせるか。

大宮vs徳島は、ともに初勝利をかけた一戦となる。大宮は前節、先制しながらも逃げ切れず、栃木と引き分けた。ボールを支配する戦いを実現できているだけに、最後まで守備の強度を保てるかがテーマとなるだろう。徳島は開幕4試合連続引き分けと、勝ち切れない戦いが続く。前節2ゴールのムシャガ バケンガが、悪い流れを断ち切る役割を担えるか。

新潟も開幕4戦勝利がなく、前節は秋田に敗れて初黒星を喫した。得点力に課題を抱えるなか、今季まだゴールのない谷口 海斗の爆発が求められる。その新潟の本拠地に乗り込む甲府も、ここまで1勝2分1敗となかなか調子が上がってこない。前節は早い時間帯での失点で試合を難しくしただけに、試合の入り方に細心の注意を払いたいところだ。

大分はホームに山口を迎える。こちらも開幕から未勝利で、前節は長崎に1-4と完敗。それでも火曜日に行われた鹿島とのルヴァンカップでは、終了間際に追いつく粘りを披露した。好調を維持する長沢 駿に大きな期待がかかる。対する山口は前節、琉球に敗れ、今季初黒星。3失点を喫した守備を上手く立て直せるか。

その山口を下し、今季初勝利を手にした琉球は、ホームで水戸と対戦。持ち前の攻撃力を示した勝利だったが、3試合連続で複数失点の守備面が課題に。このポイントをクリアにし、2連勝を狙う。一方の水戸はここまで1分3敗で最下位に沈む。こちらも課題は守備面。攻撃力は備わるだけに、多くのゴールが生まれる一戦となるかもしれない。

唯一、21日の月曜日に開催されるのは熊本vs長崎だ。熊本は前節、一度は逆転しながらも追いつかれ、徳島と引き分けた。それでも2試合連続複数得点と、攻撃は機能する。好調を維持するエースの髙橋 利樹に、今節も期待がかかる。一方の長崎は前節、大分に快勝を収め、今季初白星を手にした。クリスティアーノとエジガル ジュニオの強力外国籍コンビが、今節も重要な役割を担いそうだ。

■各試合の見どころをチェック
秋田vs金沢
大宮vs徳島
新潟vs甲府
大分vs山口
琉球vs水戸
岩手vs栃木
山形vs仙台
千葉vs群馬
東京Ｖvs町田
岡山vs横浜FC
熊本vs長崎