明治安田生命J1リーグは、5日、6日に第3節の9試合が行われる。
消化試合数が多いとはいえ、今季すでに3勝を挙げ首位に立つのは3連覇を狙う川崎Fだ。今節はアウェイでG大阪と対戦する。水曜日の試合では浦和に2-1と逆転勝利。調子を上げてきた脇坂 泰斗が今節も重要な役割を担うだろう。対するG大阪は、前節浦和を下し、今季初勝利を挙げた。こちらはルヴァンカップでもゴールを決めたパトリックに期待がかかる。
2位の横浜FMはホームに清水を迎える。水曜日の試合では神戸に2-0と快勝。その試合で2点を決めた西村 拓真が今節も爆発するか。対する清水も前節は磐田を下し、調子を上げている。2試合連続ゴール中の鈴木 唯人に大きな注目が集まる。
開幕2連勝と好調の柏は、鹿島の本拠地に乗り込む。前節は数的優位を生かし、横浜FMを3-1で撃破した。細谷 真大とドウグラスの2トップが、チームを3連勝に導けるか。対する鹿島は前節、川崎Fに敗れ、連勝はならず。隙を見せた立ち上がりに細心の注意を払いたい。
京都vs磐田は、昇格チーム同士の一戦に。京都は前節、C大阪と引き分け、2試合負けなしの状況。対する磐田は前節、清水に敗れ、J1復帰後初勝利はお預けとなった。昨季のJ2での対戦では磐田が2戦2勝と京都を上回ったが、J1を舞台とした一戦は、いかなる決着を見るだろうか。
名古屋はホームに鳥栖を迎える。前節の試合が中止となり、これが開幕戦以来の一戦となる。注目は酒井 宣福と仙頭 啓矢。昨季まで所属した古巣相手に、いかなるパフォーマンスを見せるのか。このアタッカーコンビの出来が勝敗を左右しそうだ。対する鳥栖は前節、湘南に引き分け、2試合連続のドローとなった。先制しながらも追いつかれただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。
福岡はホームで札幌と対戦。2試合連続引き分け中だったが、水曜日のルヴァンカップではFC東京を下し、今季公式戦初勝利を挙げた。その試合で決勝点を決めた田中 達也が再び大仕事をやってのけるか。札幌も同じく、ルヴァンカップで今季の公式戦で初白星を手にした。2点差をひっくり返した逆転勝ちの勢いを、この試合にも持ち込みたいところだ。
浦和はホームに湘南を迎える。すでにリーグ戦4試合を戦い、1分3敗と苦戦が続く。水曜日の試合でも川崎Fに1-2と逆転負け。決定力を欠く試合が目立つなか、前節復帰したキャスパー ユンカーにかかる期待は大きい。対する湘南も2試合勝利なし。こちらも課題は得点力不足。タリク、ウェリントンら攻撃陣が意地を見せたいところだ。
浦和と同じく4戦未勝利の神戸は、アウェイで広島と対戦。水曜日の試合では横浜FMに0-2と完敗。その試合では武藤 嘉紀が負傷交代するアクシデントにも見舞われている。アンドレス イニエスタ、大迫 勇也ら攻撃陣のタレントは揃うなか、4試合で6失点の守備の修正がテーマとなりそうだ。一方の広島も2試合勝利なし。それでもルヴァンカップでは2連勝と結果を出している。ジュニオール サントスにゴールが生まれたのも好材料で、このストライカーがリーグ戦でも爆発すれば、勢いは生まれてくるだろう。
新型コロナウイルス感染症の影響で活動休止に追い込まれていたFC東京は、C大阪の本拠地に乗り込む。活動再開後、水曜日のルヴァンカップで公式戦をこなしたが、その試合では0-1で福岡に敗れている。台所事情が苦しいなか、アルベル新監督の手腕が問われてくるだろう。C大阪は2試合連続引き分けと、まだ勝利がない。京都と対戦した前節は、乾 貴士のゴールで引き分けに持ち込んでいる。粘り強い戦いを実現しているものの、先手を奪い優位に試合を進めたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
京都vs磐田
横浜FMvs清水
名古屋vs鳥栖
福岡vs札幌
鹿島vs柏
浦和vs湘南
G大阪vs川崎F
C大阪vsFC東京
広島vs神戸