JリーグYBCルヴァンカップは2日にグループステージ第2節の8試合が開催される。
Aグループでは鹿島がホームでC大阪と対戦。前節の試合は中止となり、これが今大会の初陣となる。直近のリーグ戦では川崎Fに完敗。序盤の2失点で敗れただけに、試合の入り方がポイントとなりそうだ。対するC大阪は前節、G大阪に勝利。プロ契約を締結した17歳の北野 颯太に注目が集まる。
大分はホームにG大阪を迎える。新型コロナウイルス感染症の影響で活動休止に追い込まれたが、先週末のJ2で今季の戦いをスタートさせている。その試合では甲府と引き分けたものの、終了間際に追いつく粘りを披露。メンバーを入れ替えて臨むことが予想されるなか、藤本 一輝ら若きタレントのアピールが期待される。G大阪は前節、C大阪に敗れたものの、直近のリーグ戦では浦和を下し、今季公式戦初勝利を挙げた。その試合で結果を出した福田 湧矢にかかる期待は大きい。
Bグループでは清水と徳島が対戦。清水は前節、名古屋とスコアレスドローも、先週末のリーグ戦では磐田との静岡ダービーを制して勢いに乗る。出番を増やしつつある栗原 イブラヒム ジュニアにプロ初ゴールは生まれるか。一方の徳島は前節、広島に0-3と完敗。ハイプレスに苦しんだ印象で、それをかいくぐるパスワークの質が求められるだろう。
その徳島を下した広島は、ホームに名古屋を迎える。川村 拓夢、東 俊希ら、この大会での飛躍を狙うユース出身の若きタレントたちがチームを連勝に導けるか。連覇を目指す名古屋は前節、清水に勝ち切れず、ドロー発進となった。守備の安定は保たれているだけに、後はいかに得点を奪えるか。復活を目指す金崎 夢生に期待がかかる。
Cグループでは京都がホームで鳥栖と対戦。前節は柏と引き分け、直近のリーグ戦でもC大阪とドロー。先制しながらも勝ち切れない試合が続いているだけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。対する鳥栖は前節、札幌と2-2で引き分けた。その試合でゴールを決め、先週末でも結果を残した、売り出し中の藤原 悠汰の公式戦3戦連発なるか。
柏はホームで札幌と対戦。前節は京都に勝ち切れなかったものの、リーグ戦では2連勝中と好調を維持する。前節、プロ初ゴールを決めたルーキーの真家 英嵩に注目が集まる。札幌も前節は鳥栖とドロー。リーグ戦も含め、今季公式戦3試合はすべて引き分けと、勝ち切れない試合が続く。追いつかれる試合が目立つだけに、試合の終わらせ方がカギを握る。
Dグループでは磐田がホームに湘南を迎える。前節の試合は中止となったため、この試合が今大会の初戦となる。先週末のリーグ戦では清水とのライバル対決に敗戦。黒川 淳史ら新戦力がチームに勢いをもたらしたい。湘南は前節、福岡に3-1と快勝。途中出場から結果を出した大橋 祐紀に今節も期待がかかる。
その湘南に敗れた福岡は、ホームでFC東京と対戦。今季の公式戦でいまだ勝利がないなか、頼れる10番、城後 寿が流れを変える役割を担えるか。FC東京は新型コロナウイルス感染症の影響で、活動休止に追い込まれていた。27日に活動が再開され、これがリーグ開幕戦以来の公式戦となる。限られた準備期間のなかで、どこまでチームが機能するのか。アルベル監督の手腕に注目が集まる。
■各試合の見どころをチェック
・Aグループ
鹿島vsC大阪
大分vsG大阪
・Bグループ
清水vs徳島
広島vs名古屋
・Cグループ
京都vs鳥栖
柏vs札幌
・Dグループ
磐田vs湘南
福岡vsFC東京