明治安田生命J2リーグは、26、27日に第2節の11試合が開催される。
1年でのJ1復帰を目指す横浜FCは、ホームで長崎と対戦。前節は大宮に競り勝ち、幸先の良いスタートを切った。新戦力の小川 航基がさっそく結果を出しており、この新たなエース候補に今節も期待がかかる。対する長崎は前節、東京Vと引き分けた。守備の奮闘は光ったものの、機能性を欠いた攻撃面に修正を図りたい。
仙台は水戸の本拠地に乗り込む。開幕戦では新潟と引き分けたものの、相手に押し込まれる時間が長かった。攻撃面に課題が残るなか、新戦力の中山 仁斗が古巣相手に結果を出せるか。対する水戸は前節の試合が中止となり、これが今季の開幕戦となる。3年目を迎えた秋葉 忠宏監督の下、持ち前の攻撃スタイルを示せるか。高井 和馬ら新戦力がカギを握るだろう。
大分も同じくこれが、今季の開幕戦となる。新型コロナウイルス感染症の影響で活動停止に追い込まれていたが、24日に活動を再開。準備期間が短くコンディション面にも不安を残すが、1年でのJ1復帰に向けて士気は高い。下平 隆宏新監督の下でいかなる戦いを見せるのか。注目の初陣となる。対戦相手の甲府は、開幕戦で岡山に完敗。4失点を喫した守備の修正がテーマとなる。
その岡山はホームに徳島を迎える。注目はチアゴ アウベスだ。甲府戦で驚異のロングシュートを含む2ゴールを決めたこの新戦力が、今節も力強くチームを牽引するだろう。対する徳島は開幕戦で金沢とドロー。水曜日にはルヴァンカップの広島戦をこなし、ハードスケジュールでこの一戦に臨む。今季公式戦2試合でまだゴールがないだけに、攻撃陣の奮起が求められる。
大宮はホームで新潟と対戦。前節は、一度は追いつきながらも終盤に失点し、横浜FCに敗れている。それでも今季加入した矢島 慎也が結果を出したのは好材料で、他にも三幸 秀稔、武田 英寿ら新戦力がフィットしてくれば、良い流れは生まれてくるだろう。対する新潟は前節、仙台とスコアレスドローに終わった。チャンスを作りながらも決めきれなかっただけに、鈴木 孝司らFW陣が意地を見せたいところだ。
琉球はホームで千葉と対戦。開幕戦では町田とスコアレスドロー。大きくメンバーが入れ替わったなかでも組織的な戦いを実現し、今後の戦いに期待を持たせている。草野 侑己、大本 祐槻ら新戦力のパフォーマンスに注目だ。一方の千葉は前節、昇格チームの岩手に0-1で敗れた。チャンスを作りながらも決め手を欠いただけに、攻撃のテコ入れが求められてきそうだ。
その千葉を下した岩手は、アウェイで町田と対戦。強度の高い守備はJ2の舞台でも十分に通用していただけに、昨季の秋田のような躍進も考えられる。堅い守りからのスピーディな攻撃を実現し、今節も結果を手にできるか。町田は前節、琉球とドロー。途中出場から流れを変えた鄭 大世の起用法がポイントとなりそうだ。
熊本はホームに山形を迎える。J2復帰戦となった前節は、1-1で山口と引き分けた。持ち前の攻撃サッカーは十分に機能しており、エースの髙橋 利樹が結果を出したのも好材料。ホーム開幕戦で、復帰後初勝利なるか。山形は前節、群馬に敗れ、黒星スタートとなった。ボール支配率では大きく上回りながらも、粘り強い相手の守備を崩せなかった。パスワークの精度を高め、相手ゴールに迫る機会を増やせるかがこの試合のテーマとなるだろう。
その山形に勝利した群馬は、ホームで金沢と対戦。大槻 毅新監督の下、強度の高い守備と素早く相手の裏を突くサッカーを展開する。決勝点を奪った山根 永遠が、今節も大仕事をやってのけるか。対する金沢は前節、徳島相手にスコアレスドローに終わった。守備組織は整備されているだけに、後はいかに得点を奪えるか。新加入の豊田 陽平に注目が集まる。
東京Vはホームに栃木を迎える。開幕戦では長崎に1-1で引き分けた。相手を押し込む戦いを実現しただけに、目に見える結果が欲しいところだ。栃木は秋田に1-0で勝利し、時崎 悠監督の初陣を白星で飾っている。新戦力のトカチらが十分な働きを見せ、キャプテンの西谷 優希が決勝ゴールを奪取。この良い流れを保ち、敵地で連勝を狙う。
山口はホームで秋田と対戦。前節は昇格チームの熊本と引き分けた。先制しながらも勝ち切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。対する秋田は栃木に0-1と敗戦。強度の高い守備は健在なだけに、課題は得点力。新戦力の青木 翔大に大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
大宮vs新潟
琉球vs千葉
甲府vs大分
熊本vs山形
水戸vs仙台
群馬vs金沢
東京Vvs栃木
町田vs岩手
横浜FCvs長崎
岡山vs徳島
山口vs秋田