2022年2月12日(土) 14:20
川口(川崎フロンターレU-18)「得点シーンは大関選手と普段から、お互いに要求し合っているので、その成果だと感じています」【試合後コメント:NEXT GENERATION MATCH】
12日に行われた「NEXT GENERATION MATCH」は、川崎フロンターレU-18が日本高校サッカー選抜に1-0と勝利を収めました。
試合後の両チーム選手・監督コメントです。
■長橋 康弘監督(川崎フロンターレU-18)
日本高校選抜という素晴らしい相手に、自分たちがどれだけできるか、どれだけ通用するか、それを確認する良い機会でした。選手たちは全力を出して戦ってくれました。
新シーズンはプレミアリーグという最高のレベルの大会を戦うことになるので、それを見据えて、今日は良い手応えを得られました。手応えとしては、相手を見ながらボールを繋いで、ゴールまで攻め込むことができました。ただ後半にはそれができなくなったので、それが課題になりました。
トップチームのキャンプや練習に参加している選手もいて、止める、蹴る、運ぶ、外すといった高い基準を経験してきてくれた。意識も高まり、間違いなく良くなっています。トレーニングでは選手個々の特徴も活かすようにしていて、そのように成長してくれていると思います。
今日の相手には、チェイス アンリ選手という素晴らしいタレントもいましたが、特別に警戒することはなく、チャレンジすることが大事だと選手には言いました。
■川口 達也(川崎フロンターレU-18)
監督も言っていたとおり、前半は自分たちのサッカーができました。でも後半は、高校選抜の圧力が上がり、自分たちのプレーが通用しなくなっていきました。この試合で感じられた課題を改善して、プレミアリーグに挑戦したいです。
得点シーンは大関 友翔選手と良いコミュニケーションが取れた結果だと思います。普段から、お互いに要求し合っているので、その成果だと感じています。
自分はボールを保持して、攻撃で違いを見せたいです。技術がある選手は、それに酔いしれてしまうこともあると思いますが、自分は決定的な仕事ができるようになりたいと思っています。目標は、国内だと家長選手。国外ではディマリア選手です。
■松長根 悠仁(川崎フロンターレU-18)
後半に押し込まれたのは、自分たちの押し上げが足りなかったからだと思います。(キャンプで)トップチームの選手たちと対峙して、すごく高いレベルを体感するなかで、自分でどうすべきかを考えました。それもあって、今日は相手を止められてよかったです。
今日は無失点で終われましたけど、危ないシーンもあったので、しっかり改善していきたいです。相手の福田 師王選手は、身体能力が高くて、すごくやりづらい相手でした。特に最終ラインの背後の動きについていくのが大変でした。
■仲村 浩二監督(日本高校サッカー選抜)
今日は高体連の代表としてしっかり勝ちたいという想いで戦いました。前からプレッシングして、速いショートカウンターから攻撃するという狙い通りの戦いができましたが、1点が遠く、このような結果になったのは残念でした。
――どのようなゲームプランを描いていましたか。
前半は守屋に頑張ってもらって相手をかき乱してもらい、後半に(福田)師王を出して勝負をかけようと考えていました。相手が落ちてくるという想定もあったので、前線からしっかりとプレスをかけていこうという狙いを持っていました。
――福田選手を早めに起用しましたが、どのようなプレーを求めましたか。
ボールを奪った瞬間に裏への動き出しが上手ですし、パスを出せる選手も多かったので、動き出しを求めました。パスが出てきた場合はそのまま突破してもらえばいいし、出てこなければそこに空間が空くので、松永がフリーになるという話をしました。
――今後の活動に向けては?
コロナ禍ということもあり、練習の機会が難しい部分があるので、選ばれた人間としての責任を果たしてもらうためにも、自分でコントロールして、次の活動までにコンディションのバラつきをなくしてほしいということは選手たちに伝えました。
■チェイス アンリ(日本高校サッカー選抜)
前半は0-0で行きたかったんですが、入りが悪くなって失点してしまったことを反省しています。
――キャプテンマークを巻きましたが。
初キャプテンということで難しいことがたくさんありました。監督のためにも勝ちたかったし、選ばれなかった選手のためにも勝ちたかったので悔しいです。失点後にみんな顔が下がっていて、そこで自分が声を出さないとこのままではやばいと思ったので、そこを改善しました。
――終盤は前線に上がって得点を狙う場面もありました。
CKからチャンスがあったんですが、外してしまいました。最後にFWに行ってからも、連係が取れなかったので、そこは修正していきたいです。自分がヘディングですらして(福田)師王が裏を取る形ができればよかったんですが、あまりできませんでした。
――活動時間が短いなかでの試合となりましたが。
3日くらいしか練習できなくて連係はあまり取れていなかったんですが、そこは言い訳にはなりません。何回もチャンスがあったのにそこで決めきれなかったし、自分も決められなかった。声も少なかったので、その辺は反省しています。
■松永 颯汰(日本高校サッカー選抜)
今日は絶対に勝ってやろうとみんなで言っていたし、選ばれた身として勝たないといけないと思っていたので、勝利を掴めなかったことは悔しいです。
――自身の特長を出せましたか。
自分の持ち味を出すというところは、上手くいきませんでした。次につなげるためにももっと成長していきたいです。インターハイや選手権ですごく悔しい想いをしたなかで、こうしたチャンスが回ってきたので絶対やってやろうという気持ちでした。練習試合では得点できたんですけど、大舞台でできないと意味がないので、もっと練習しなければいけません。
――他の選手たちの存在は刺激になりましたか。
アンリ選手とかはすごく上のレベルでやっているので、見本になる部分だったり、勉強になる部分があったと思います。
■福田 師王(日本高校サッカー選抜)
途中から入って流れを変えようと思っていましたが、流れも変えられず、点も決められなかったので悔しいです。もっとオフの動きで相手を外したかったし、もっと味方にパスを要求したかったです。フィジカルを改善したり、こういうチャンスの少ない試合でも結果を残すメンタルの強さなど、自分には全然足りないので、また帰って練習したいです。
――惜しいシュートもありました。
ターンした後にもっと強いシュートを打てば入ったと思いますし、他の場面でももっとチャンスを作れたと思います。
――今後の活動に向けては?
個人としては点を決めてチームを勝たせることしか考えていないです。チームとしてはコミュニケーションをしっかりとって、もっと力を付けていきたいです。