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2022年度 第1回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録 新役員選任以外の決議事項および報告事項について

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2022年2月4日(金) 10:30

2022年度 第1回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録 新役員選任以外の決議事項および報告事項について

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2022年度 第1回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録 新役員選任以外の決議事項および報告事項について
2022年度 第1回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録 新役員選任以外の決議事項および報告事項について

2022年1月31日

2022年度 第1回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
新役員選任以外の決議事項および報告事項について

2022年1月31日(月)20:30~
オンラインにて実施
登壇:村井満 チェアマン

〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
本日14時から行われました2022年度 第1回Jリーグ理事会後の定例会見を開催させていただきます。本日の公表事項は全部で9件となります。まずは、理事会の決議事項から説明をさせていただきます。すでにプレスリリースで配信させていただいている事項も含まれております。

《決議事項》
1.実行委員選任について

本日の理事会において下記3クラブの実行委員変更が承認されました。

ザスパクサツ群馬…赤堀 洋氏→石井 宏司(いしい こうじ)氏
レノファ山口FC…河村 孝氏→小山 文彦(こやま ふみひこ)氏
FC琉球…廣﨑 圭氏→倉林 啓士郎(くらばやし けいしろう)氏

2.2022シーズン「飲水タイム」実施ルールについて
Jリーグは本日の理事会において、2022シーズンの「飲水タイム」実施ルールに関して以下の対応を決定いたしました。

【対象となる大会】
2022明治安田生命Jリーグ、2022JリーグYBCルヴァンカップ、2022J1参入プレーオフ、FUJIFILM SUPER CUP 2022

【飲水タイム】
2021シーズンの飲水タイムルールは国際試合やヨーロッパの主要リーグでは採用されておらず、日本国内の独自ルールであったことから、国際基準に合わせる事とし、また感染対策を継続しつつ、競技力、試合の魅力を向上させることを検討した結果、以下ルールを適用する。

・WBGT値(湿球黒球温度)※が飲水タイム実施基準値に達した場合、実施する
※WBGT値:気温、湿度、日射・輻射などの周辺熱環境を総合して計測する暑さ指数。JFA「熱中症対策ガイドライン」にて飲水タイムを行う際の基準が定められている。

新型コロナウイルス事由による飲水タイムの設置は廃止といたします。
ただし、引き続き感染対策として飲水ボトルの共有は不可としており、選手が試合中にボトルを共有することなく給水できる環境(飲み切りで使用できるペットボトルの用意等)を整えることを前提といたします。

3.2022シーズン 試合開催方針について
Jリーグは本日の理事会において、2022シーズンの試合開催方針に関して以下の対応を決定いたしました。大きく3点ございます。

①【エントリー下限人数】(2021シーズン同様)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、エントリー下限人数を導入したが、感染症以外のリスク(疫病や怪我等)は今後も存在するため、公式試合の最低人数として継続して設定することが適切と判断し、以下ルールを昨シーズン同様に適用する。

・トップチーム登録、第2種トップ可および特別指定選手合計13名以上(GKを必ず1名含む)をエントリーしなければならない

②【代替日程ルール】
新型コロナウイルス感染症や感染症以外による試合中止リスク(疫病や怪我等)に加えて、荒天等による試合中止リスクに備える必要があるため、本ルールを継続して適用する。また、2021シーズンの運用を踏まえ、公平性(主力選手の不在を回避する)の観点から一部ルールを変更する。

●2022シーズン変更点
■【設定期日の拡大】
中止となった試合の代替日程の設定期日
・中止となった試合翌日から(試合翌日を1日目として)原則45日以内
※J1リーグ戦のみ、設定期日までにIWが含まれる場合は60日以内とする
※例外:候補日がない場合は、期限以降の最短の日程

■開催スタジアム
①ホームスタジアム
②ホームタウン内スタジアム
③ホームタウン外スタジアム
※当該シーズンに開催予定があり、要件を満たす(または個別承認された)スタジアムに限る

■FIFA インターナショナルウィンドウ(IW)の扱い【J1リーグ戦のみ】
IWは一律に代替日程の設定(開催)不可とする【IW開催の除外】
※IW:FIFAインターナショナルウィンドウ(代表活動期間)

③【みなし開催】(2021シーズン同様)
新型コロナウイルス感染症や感染症以外による試合中止リスク(疫病や怪我等)に加えて、荒天等による試合中止リスクに備える必要があるため、本ルールを継続して適用いたします。

◆公式試合の中止に関する対応について
1)FUJIFILM SUPER CUP 2022
2)2022JリーグYBCルヴァンカップ決勝

上記は2021シーズン同様といたします。

1)J1参入プレーオフ
・1回戦、2回戦は、プレスリリースのとおりです。また決定戦については確定次第、改めてお知らせいたします。

4.Jリーグ公式試合における写真・動画のSNSおよびインターネット上での使用ガイドラインについて
Jリーグ試合運営管理規程第4条に記載の通り、Jリーグ公式試合が行われるスタジアムとその周辺で撮影した写真や動画をインターネット上に投稿することは禁止としておりますが、この度、以下に定めるルールの範囲内でSNSおよびインターネット上に写真や動画を投稿していただくことでJリーグをより多くの人に知っていただき、好きになっていただくために、大会を皆様と一緒に盛り上げていくきっかけになると考え、本ガイドラインを作成しました。
※Jリーグ試合運営管理規程:
https://aboutj.jleague.jp/corporate/fairplay/manners_rules/

<写真・動画>
公式試合全ての試合の試合会場で、投稿者ご本人様が撮影した写真・動画の投稿を可能といたしました
※ただし、以下の2つの場合は除きます
(1)試合開始(前半キックオフ)から試合終了(後半終了)までの間(ハーフタイムは除く)にピッチ上を撮影した映像
(2)時間を問わず、試合日当日にスタジアム内に設置された大型映像装置において放映された試合の映像(ハイライト映像も含む)を撮影した映像

なお、営利目的の利用は禁止とさせていただきます。

5.ガイドライン改定
ガイドライン改定につきまして、実行委員会での決議を踏まえまして、先日1月26日にガイドラインを公表させていただいたところでございますが、本日の理事会においても、一部改定をさせていただきました。こちらは先日の政府の方針に合わせまして、従前、濃厚接触者の待機期間を14日としていたものから7日から14日間の短縮に変更したものでございます。

6.Jリーグ規約規定
7.懲罰に関して
Jリーグの規約規定およびシーズンの懲罰基準に関しまして、プレスリリースの配信はございませんが、こちらの二点に関しまして改定を行い、ホームページ上に公開をさせていただきます。詳細は割愛させていただきますが、規約規定に関しましては、マッチコミッショナー関連やエントリー関連を中心とした競技運営実務に関する改定。および罰金適用範囲に関する変更。そして理事会規程の別表の更新をしております。

《報告事項》
1.2022シーズンのJリーグ担当主審、副審およびVAR/AVARを下記のとおり決定いたしました。
・Jリーグ主審 58名
・Jリーグ副審 101名
・VAR/AVAR 4名

2.2022シーズンのJリーグマッチコミッショナーを下記のとおり決定いたしました。
・マッチコミッショナー総数:104名
・マッチコミッショナー:97名
・2022シーズン新任マッチコミッショナー:7名

2022シーズンのJリーグの担当審判員およびマッチコミッショナーの決定について報告し、リリースをさせていただきましたのでご報告させていただきます。以上長くなりましたが、本日の公表事項でございます。

〔村井チェアマンよりコメント〕
開幕を迎えるにあたって種々、決めごとがありました。ここまで申し上げた内容ですが、原案通りお認めいただいています。
フジフイルムスーパーカップの状況ですが、感染状況がなかなか予断を許さない状況が来ている中、改めて万全な対策で臨んでいくことを申し合わせています。その中で一点、これまでのワクチン・検査パッケージと言われているものについて。ワクチンを2回接種したとしてもブレイクスルー感染が非常に多いオミクロン株なので、ワクチン・検査パッケージよりも、その場で検査を受けて、陰性を証明した人を入場させるというようなアクションが今後起こってくるというような流れの中、実証検証をなるべく進めたいという思いの一方、抗原定性検査を一定の規模数、スタジアムで利用することによって、検査リソースを必要としている医療機関や様々な皆様にご迷惑をおかけすることがあるのではないかということで、政府や県と慎重に議論を重ねてまいりました。
ワクチン・検査パッケージも、最初は10月6日だったと記憶していますが、豊田スタジアムでJリーグが先鞭をつけることで、今やこれが社会に大きく浸透していっています。今回の検査リソースもひっ迫感がある状況下ですが、検証数が限定的であっても、Jリーグとしてオペレーション上の課題の抽出や様々な問題指摘をしてほしいということで、要請を受けて行うこととなりました。その意味ではギリギリまでどういう状況かは見極めていきますが、感染対策の次の一歩に向けて協力していくつもりでございます。
その他、開幕に向けては様々準備することがありますが、今日のところ大枠はお認めいただいたと思います。一部2月の理事会に持ち越したものはありますが、目処が立ちつつあるという状況です。

〔質疑応答〕
Q:検査で陰性を確認した上で入場していただくというトライアルは、いつ頃から実施していく予定でしょうか。目処や具体的なところが見えているのか教えてください。

A:村井チェアマン
2月12日のフジフイルムスーパーカップでのトライアルを皮切りに、と考えております。

Q:イメージとして、観客の方を全員実施するとなると時間がかかってしまうのではないかと思います。

A:村井チェアマン
いえ、説明が不足して申し訳ありません。今のルール、レギュレーションの状況の中では、まん延防止等重点措置の中で言うと、安全計画を提出しているイベントに対しては2万人まで通常席としてお認めいただいています。この通常席プラスアルファの部分に関して、これまではワクチンor検査のパッケージを証明することによって、プラスアルファの入場数を認めていただいていましたが、今回は2万人プラスアルファのところを、その場の検査で陰性証明した方々にチケットを割り当てるという考え方をトライしていこうと思っております。

Q:席の規模感はこれから詳細を詰めていく段階でしょうか

A:村井チェアマン
現状では、1,000名程度を想定しておりますが、ギリギリまで状況を見極めながらと思っています。

A:仲村広報部長
補足させていただきます。1月29日にこちらのFUJIFILM SUPER CUP 2022における上限を超えた分の検査をして入場するということに関しまして、リリースを配信させていただいております。先ほど1,000名程度の席を設定するとの発言がありましたけど、そちらも合わせてリリースさせていただいておりますので、まずご確認いただければと思います。

Q:SNSでのガイドラインについて2点ほどお伺いします。まず、ガイドライン変更のきっかけはルヴァンカップでのトライアルがあったと思いますが、露出や貢献度など、具体的な数値があれば教えてください。また、今までは写真や動画の投稿は本来であれば禁止でしたが、Jリーグが削除要請をした動画・写真のコンテンツ件数を把握していたら教えてください。

A:マーケティング本部 笹田本部長
1点目について、そもそものきっかけはクラブのマーケティング担当者との議論です。今、SNSで誰かにお薦めされたりすると、それを見に行きたくなったり、買いたくなったりするというようにマーケティングが変わってきています。今まではNGにしていましたが、その時代の流れに合わせてファン・サポーターを広げていくという観点で実行しました。実際にルヴァンカップ決勝でトライアルをやった際に、2020年と2021年で比較をしたところ、入場者数は2020年の方が少し多かったのですが、ユニークユーザー数は約1.3倍になっていました。非常に効果があったということもあり、今シーズンから本導入をしていくという話になりました。
また削除依頼について、件数はカウントしておりません。今回、取り締まるというよりは、今までは恐る恐るやっていたような方々もOKにしていくということです。クラブの公式サイトやJリーグの公式サイトでも、今までは認めていませんでした。面白いツイートがあっても、例えば我々もリツイートできなかったのですが、そういったことも公式にできるようになるというところで、前向きな捉え方をしています。

Q:ユニークユーザー数の約1.3倍というのは、どのプラットフォームでカウントしているのでしょうか?

A:マーケティング本部 笹田本部長
Twitterです。ツイート数が、ルヴァンを含む画像とか動画で計測したところ、約1.3倍になっていました。

Q:SNSのリリースに関して質問です。YouTubeに関する一文がありますが、どういった意図、経緯などで、この文章をいれているのでしょうか。

A:マーケティング本部 板垣
YouTubeに関する記載というのは、どういう具体的にどういうことでしょうか?

Q:「営利目的での利用。ただし、YouTube収益プログラムやアフィリエイト広告などコンテンツに付随される広告からの収益が見込まれる投稿については、「営利目的での利用」に含まれないものとします」という一文です。この意図するところを教えてください

A:マーケティング本部 笹田本部長
リリース文の所で言うと、YouTubeの収益プログラムについて、コンテンツに付随される広告からの収益については、営利目的の利用に含まれないものとしますという記載になっています。こちらについては、YouTubeのいわゆる投稿した時にセットになっている部分でもございますので、逆に言うと営利目的での利用を禁止しているので、「ここについては例外です」という考え方です。とはいえ試合映像等の利用は、禁止させていただいているという状況です。

Q:新型コロナウイルス関連の試合開催に関する話になりますが、キャンプ中のクラブでも陽性者を出しているクラブがいくつかあり、開幕に向けた準備が滞っているクラブがあると思います。万全な状態で開幕を迎えられないクラブも出てくる可能性がありますが、このあたりに関して、試合日程の考慮、試合の延期等で検討されることや判断基準を検討することがあれば教えてください。

A:フットボール本部 黒田本部長
現時点では、開幕以降の試合日程の変更について具体的に検討していることはありません。重要なのは、クラブができる限りの感染対策をしながら、キャンプを実施して開幕を迎えられるということであり、我々はそれを目指しています。引き続きクラブと連携をとりながら、また、ガイドラインも政府の方針や感染状況を踏まえて、専門家の先生の皆様のアドバイスをいただき、適宜改定を加えながらクラブと共有していますので、それに沿った感染対策を徹底するということを進めております。

Q:キャンプの中断や打ち切りが出ている現状で、開幕日程に近づいてくる場合、エントリー人数に影響が出てくると思います。そうなった場合は、ガイドラインに沿った対応になると思いますが、現時点では、準備がかなり苦しいクラブに対して何らかのサポートや日程の考慮はされていないということでしょうか。

A:フットボール本部 黒田本部長
全体的な日程の後ろ倒し等は検討していません。

Q:該当クラブの試合だけ日程を動かすこともないのでしょうか

A:フットボール本部 黒田本部長
それについては、開幕以降、試合ができない、いわゆる中止になった場合は、代替日程ルールに基づいて代替日を探します。さらに、それでもできない場合は、みなし開催というルールを整備していますので、そちらを適用することになります。

 

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