天皇杯の決勝が19日に国立競技場で行われ、大分を下した浦和が頂点に立った。
試合は開始早々の6分、右サイドからのクロスを江坂 任が豪快に合わせて、浦和が先制に成功。その後は大分がボールを握る展開となったが、浦和は組織的な守備を保ち、カウンターから追加点を狙った。
後半も同様の展開が続いたが、浦和の守備が崩れることはなかった。ところが終了間際の90分、ペレイラが豪快なヘッドを叩き込み、大分が土壇場で同点に追いついた。
試合は1-1のまま延長戦にもつれ込むかと思われたが、最後にドラマが待っていた。90+3分、今季限りでの退団が決まっている槙野 智章が味方のシュートを頭でコースを変えて、決勝ゴールをマーク。劇的な展開で勝利を収めた浦和が2018年以来3年ぶりの優勝に輝くとともに、来季のACL出場権を手にしている。
■試合データ
浦和vs大分