明治安田生命J1リーグは4日に今季の最終節が行われ、徳島の降格が決定した。
最終節を前に、残り1チームとなった降格の可能性があったのは、15位清水、16位湘南、17位徳島の3チーム。引き分け以上で残留が決まる清水は、ホームでC大阪と対戦。35分にオウンゴールで先制されるも、前半終了間際に鈴木 義宜のゴールで追いつくと、51分に西澤 健太が勝ち越しゴールをマーク。2-1と逆転勝利を収め、残留を決めた。
アウェイでG大阪と対戦した湘南は、粘り強い守備を保ちスコアレスドローに持ち込んだ。一方、ホームで広島と対戦した徳島は前半のうちに3点奪われると、54分に岸本 武流が1点を返したものの、65分にまたしても失点。80分に一美 和成が意地のゴールを奪ったが、2-4と完敗を喫した。勝点36に留まった徳島は、17位でJ2降格が決定した。
得点王を争う前田 大然とレアンドロ ダミアンの直接対決が注目を集めた横浜FMvs川崎Fは、スコアレスで迎えた67分にレアンドロ ダミアンが先制ゴールを奪うも、74分に前田が同点ゴールを奪取した。試合はこのまま1-1で終了。得点王はともに今季の得点数を23に伸ばした両者が分け合う形となった。
アウェイで仙台と対戦した鹿島は、73分に生まれたディエゴ ピトゥカのゴールが決勝点となり、1-0で勝利。4位の座を守ってシーズンを終えた。名古屋vs浦和は、両者譲らずスコアレスドローで終了。FC東京vs福岡もスコアレスドローに終わっている。
神戸は大迫 勇也と田中 順也のゴールで、2-0と鳥栖に快勝。札幌は開始6分に生まれた小柏 剛のゴールを守り抜き、1-0で横浜FCに勝利した。大分は2-2で迎えた66分に増山 朝陽が値千金の決勝ゴールを奪い、3-2と柏に勝利。片野坂 知宏監督のリーグ戦ラストマッチを勝利で飾り、来週に控える天皇杯準決勝に弾みをつけている。
■試合データ
仙台vs鹿島
柏vs大分
FC東京vs福岡
横浜FMvs川崎F
横浜FCvs札幌
清水vsC大阪
名古屋vs浦和
G大阪vs湘南
徳島vs広島
鳥栖vs神戸