明治安田生命J2リーグは28日に第41節の11試合が行われ、京都がJ1復帰を決めた一方、愛媛と松本のJ3降格が決定した。
引き分け以上で昇格が決まる2位の京都は、アウェイで千葉と対戦。相手の堅い守りを崩せずに得点こそ奪えなかったが、強度の高い守備を保ってゴールを与えず、スコアレスドローに持ち込んだ。勝点を83に伸ばした京都が1試合を残してJ1昇格を決めている。
一方、逆転昇格の可能性を残していた3位の甲府は、中村 亮太朗のゴールで山口を1-0で撃破し4連勝を達成。しかし追い上げ及ばずあと一歩のところで昇格を逃している。すでに昇格を決めている磐田は群馬とスコアレスドローで終了。勝点を88に伸ばし、J2優勝を決めた。
残留争いに目を向けると、18位の相模原と22位松本の直接対決は、終了間際の90分に児玉 駿斗のゴールで相模原が土壇場で均衡を打ち破ったが、90+6分に松本がオウンゴールで追いつき、1-1のドロー決着となった。相模原は勝点を38としたものの、降格圏となる19位に転落。松本は勝点34で最下位から抜け出せず、今季の20位以下が確定し、無念のJ3降格となった。
21位の愛媛はアウェイで水戸と対戦。17分に内田 健太のゴールで先制しながら、後半に2点を奪われ、1-2と逆転負け。こちらも勝点34のままで降格が決定している。
ホームに栃木を迎えた20位の北九州は、27分に先制されると、80分にも失点。終了間際に西村 恭史が一矢を報いたものの、1-2で敗れている。北九州は勝点35で、今季の19位以下が確定。ただし、J2昇格の条件を満たしていないJ3の宮崎が2位以内に入った場合には降格チームが3チームとなるため、辛うじて残留への望みをつないでいる。
前節まで19位の金沢は、79分に瀬沼 優司のゴールで先制しながら、86分に追いつかれてしまう。ところが終了間際の90+3分に再び瀬沼が値千金の決勝ゴールをマーク。劇的な展開で2-1と山形に勝利を収めた金沢は、降格圏を抜け出し17位に浮上した。大宮はアウェイで町田と対戦するも、スコアレスドローに終わり、金沢にかわされて18位に順位を下げている。
その他の試合では、東京Vが佐藤 凌我のゴールなどで4-1と秋田に快勝。岡山は47分に生まれた石毛 秀樹のゴールが決勝点となり、1-0で長崎に勝利した。琉球vs新潟は、1-1の痛み分けに終わっている。
■試合データ
秋田vs東京V
相模原vs松本
琉球vs新潟
水戸vs愛媛
群馬vs磐田
千葉vs京都
町田vs大宮
金沢vs山形
山口vs甲府
北九州vs栃木
長崎vs岡山