明治安田生命J2リーグは4、5日に第28節の11試合が行われる。
3連勝で首位に立つ京都は、アウェイで甲府と対戦。前節は東京Vに3-1と快勝。ピーター ウタカ、ヨルディ バイス、イスマイラと外国籍選手の活躍が光った。今節も彼らのパフォーマンスがカギを握りそうだ。一方の甲府は4戦未勝利と元気がない。前節は町田に0-3と完敗。攻守両面で修正が求められてきそうだ。
2位の磐田は松本の本拠地に乗り込む。前節は相模原に勝ち切れず、3連勝はならなかった。失点が増えつつあるなか、守備陣が意地を見せられるか。松本は前節、大宮に0-4と完敗。4失点を喫した守備もさることながら、2試合無得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。古巣戦となる名波 浩監督の采配に注目だ。
3位の琉球はアウェイで長崎と対戦。前節は秋田に2-1で競り勝った。先制されながらも逆転勝利を収めた勢いを、この試合にも持ち込みたいところ。長崎は前節、千葉に敗れ、6試合ぶりの黒星に。浮上のチャンスを逸している。立ち上がりの失点で流れを悪くしただけに、試合の入り方がポイントとなりそうだ。
4位の新潟はホームに北九州を迎える。前節は水戸に今季最多の4失点で敗れている。守備の強度を取り戻すことはもちろん、相手の対応をかいくぐるパスワークを体現できるか。北九州は前節、岡山と引き分け、3試合負けなしとしている。残留圏内に迫っており、この勢いをつなげたいところだ。
5位の山形はホームに水戸を迎える。ピーター クラモフスキー体制下で初黒星を喫し、巻き返しの一戦となる。調子を上げてきたヴィニシウス アラウージョが流れを変える役割を担えるか。水戸は前節、新潟に4-0と快勝。アグレッシブな戦いを取り戻しつつあり、この良い流れを保って再び上位撃破を狙う。
6位に浮上した町田は、アウェイで金沢と対戦。前節は甲府との上位対決を制して勢いに乗る。平戸 太貴と長谷川 アーリアジャスールに久しぶりにゴールが生まれたのも好材料で、今節も攻撃陣の出来がカギを握りそうだ。金沢は8戦未勝利と苦しい戦いが続く。降格圏が背後に迫っており、ここが正念場となる。前回対戦で勝利した町田を再び下し、好転のきっかけを見出したい。
秋田はホームに群馬を迎える。前節は琉球に敗れ、これで6試合勝利なしとなった。終盤の2失点で逆転負けを喫しただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。一方の群馬は6戦負けなしと安定した戦いを続ける。直近3試合はいずれも無失点。互いに堅い守りを備えるだけに、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
栃木はホームで山口と対戦。前節は愛媛を下し、12試合ぶりに勝利を手にした。値千金の決勝ゴールを奪った畑 潤基が、今節も輝きを放てるか。山口も前節は山形に競り勝ち、連敗を2でストップした。こちらは先制点を決めた草野 侑己が注目選手となる。
岡山はホームに愛媛を迎える。前節は北九州と引き分け、4試合負けなしとしている。この間、わずか1失点と堅守が光り、今節もこのストロングポイントを打ち出した戦いを示すだろう。一方の愛媛は調子を上げていたものの、前節は栃木に惜敗。チャンスを作りながらも不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
大宮は前節、松本に快勝を収め、復調の気配を示す。組織力の向上を感じさせるなか、2ゴールを奪った黒川 淳史が今節も輝きを放てるか。対戦相手の東京Vは、今節を前に永井 秀樹監督が辞任を発表。今節より堀 孝史コーチが暫定監督として指揮を執る。7戦未勝利と苦しい戦いが続くなか、この変化がいかなる影響をもたらすのか。注目の一戦となる。
最下位に沈む相模原は、ホームに千葉を迎える。前節は上位の磐田に引き分ける粘り強い戦いを見せた。守備の安定性が高まるなか、今節も手堅く試合を進め、一瞬の隙を突く戦いに勝機を見出したい。対する千葉は前節、好調の長崎に2-0と快勝。スタメン起用に応えた櫻川 ソロモンが、今節も大仕事をやってのけるか。
■各試合の見どころをチェック
秋田vs群馬
相模原vs千葉
甲府vs京都
松本vs磐田
新潟vs北九州
山形vs水戸
金沢vs町田
長崎vs琉球
栃木vs山口
岡山vs愛媛
大宮vs東京V