日本代表の活動期間のため中断していた明治安田生命J1リーグが、約3週間ぶりに再開。19日、20日に第18節の6試合が行われる。
ACLに出場するC大阪とG大阪の試合はすでに4月14日に消化済みで、C大阪は徳島に1-2で敗れ、G大阪は鳥栖に1-0で勝利した。また川崎Fは7月17日にアウェイで清水と、名古屋は8月12日にアウェイで横浜FMと対戦する。
5位と上位をキープする福岡は、ホームに神戸を迎える。前節は大分に1-2で敗れ、8試合ぶりの黒星を喫した。堅い守りが快進撃の原動力となっていたが、失点が増えてきたのが気がかりな点。大分戦では立ち上がりの失点で流れを悪くしただけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。対する神戸は、前節鳥栖と1-1で引き分けた。アンドレス イニエスタが調子を上げてきたのは好材料で、日本代表として結果を出した古橋 亨梧のパフォーマンスにも注目が集まる。
浦和はホームで湘南と対戦。5試合負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。前節、連続ゴールが止まったキャスパー ユンカーが、再びチームに勢いをもたらせるか。湘南も3試合連続引き分けと勝利を手にできていない。安定した守りは備わるだけに、ウェリントンら攻撃陣の奮起が求められる。
鹿島はホームに仙台を迎える。前節は終了間際の失点で、川崎Fに敗れた。それでも首位を独走するチームと互角の戦いを演じており、相馬 直樹監督の下で着実にチーム力は高まっている印象。U-24代表で活躍し、天皇杯でもハットトリックを達成した上田 綺世が注目選手となる。仙台は3戦負けなしと復調の気配を示す。2試合連続ゴール中のマルティノスが、今節も重要な役割を担いそうだ。
広島はホームで柏と対戦。3バック変更後に調子を取り戻しつつあったが、水曜日の天皇杯では関西リーグに所属するおこしやす京都に1-5とまさかの大敗を喫した。主力不在の影響もあったとはいえ、そのダメージ計り知れないだろう。中2日で臨む一戦でどこまで修正できるか。城福 浩監督の手腕に注目だ。一方の柏は6試合勝利がなく、現在は2連敗中。17位と降格圏に転落した。複数失点が続く守備の立て直しが求められるだろう。
札幌はホームに大分を迎える。ここ3試合は負けがなく、前節は柏に2-1で競り勝った。得点源のアンデルソン ロペスの離脱は痛手だが、チャンスを掴みつつある小柏 剛に期待が集まる。大分は前節、福岡を下し、5試合ぶりの勝利を手にした。ここ4試合で3得点と好調の長沢 駿が今節も結果を残せるか。
最下位に沈む横浜FCは、ホームでFC東京と対戦。4試合勝ちがなく、現在は2連敗中。天皇杯でもJ3の八戸に1-2で敗れている。苦しい戦いが続くなか、この状況をいかに打破していくのか。中村 俊輔らベテランにかかる期待は大きい。対するFC東京もここ2試合は勝利がなく、天皇杯では順天堂大に敗戦。ルヴァンカップでは結果を出したものの、状態はいいとは言えない。リーグ戦ではここ2試合ゴールがないだけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
福岡vs神戸
札幌vs大分
横浜FCvsFC東京
広島vs柏
鹿島vs仙台
浦和vs湘南