明治安田生命Ｊ３リーグは、5日、6日に第10節の7試合が開催される。
首位の富山の試合がないなか、2位の熊本に首位浮上のチャンスが生まれている。今節はホームで沼津と対戦。ここ3試合はいずれも完封勝利と安定した戦いを実現。2試合連続ゴール中の髙橋 利樹が、今節も結果を残せるか。対する沼津は4連敗と苦しい戦いが続く。4試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れが求められそうだ。
3位の福島と4位の岐阜の上位対決も今節の注目となる。福島は4連勝と勢いに乗る。堅い守りに加え、イスマイラが絶好調。今節もこのエースのパフォーマンスが大きなカギを握るだろう。対する岐阜は前節、YS横浜に敗れ、3連勝はならなかった。隙を見せた後半の試合運びがテーマとなりそうだ。
5位の宮崎はホームに八戸を迎える。前節は試合がなく、およそ3週間ぶりの一戦となる。2連勝の勢いをこの試合に持ち込むことができるか。得点源の藤岡 浩介にかかる期待は大きい。一方の八戸は前節、今治を下して調子を上げている。こちらは上形 洋介と島田 拓海の前線コンビの出来がポイントとなるだろう。
岩手は3戦未勝利と調子が下降気味。今節はホームに藤枝を迎える。早い時間帯での失点が続いているだけに、試合の入り方がテーマとなる。藤枝は前節、熊本に競り負け、今季2敗目を喫した。得点力に課題を抱えるなか、攻撃陣の奮起が求められる。
鹿児島はホームで讃岐と対戦。前節は大島 康明暫定監督の下で試合に臨み、2-1と長野を撃破。連敗を2で食い止めている。5試合ぶりに結果を出した米澤 令衣が今節も輝きを放てるか。讃岐は前節、岩手と引き分け、2試合連続ドローとなった。ゼムノビッチ ズドラブコ監督就任後に安定感は生まれているが、追加点を奪い取る迫力が、浮上のためには求められるだろう。
YS横浜はホームで鳥取と対戦。前節は岐阜を下して、待望の今季初勝利を手にした。終了間際のゴールで勝ち切った勢いを今節にも持ち込みたいところ。鳥取は前節より金 鍾成監督が指揮を執るも、富山に0-3と完敗を喫した。悪い流れを断ち切るには、目に見える結果が必要。まずは失点が続く守備組織の修正が重要なテーマとなりそうだ。
同じく、新体制をスタートさせた今治は、ホームで長野と対戦。布 啓一郎監督の初陣となった前節は、1-2で八戸に競り負けた。ボール支配では上回る戦いを実現しただけに、チャンスをゴールに結びつける決定力が求められる。長野は7試合勝利がなく、現在は3連敗中。こちらも課題は得点力。東 浩史ら攻撃陣が意地を見せられるか。
■各試合の見どころをチェック
YS横浜vs鳥取
今治vs長野
福島vs岐阜
鹿児島vs讃岐
宮崎vs八戸
熊本vs沼津
岩手vs藤枝
