明治安田生命J1リーグは22日、23日に第15節の10試合が行われる。
前節、J1の無敗記録を更新した川崎Fはホームで横浜FCと対戦。攻守両面に隙がないチームは2位に勝点10差をつけて早くも首位を独走する。前節も札幌に2-0と快勝。谷口 彰悟、三笘 薫ら、日本代表、U-24日本代表組のパフォーマンスに注目だ。対する横浜FCは前節、湘南を下し、ようやく今季初勝利を挙げた。その良い流れを保ち、首位撃破を実現できるか。
2位の名古屋はアウェイで徳島と対戦。前節は清水を3-0で撃破した。2ゴールを挙げたマテウスの左足が今節も火を噴くか。対する徳島は前節、広島に競り勝ち、連敗を4でストップ。ダニエル ポヤトス体制下で初勝利を挙げた。試合を重ねる中で徐々に組織性が高まっているだけに、上位相手にも臆することなく立ち向かっていくはずだ。
3位の鳥栖はホームに鹿島を迎える。5試合負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。前節は先制しながらも追いつかれ、大分と引き分けただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。対する鹿島は4連勝と勢いに乗る。前節は横浜FMを5-3で撃破した。ハットトリックを達成した土居 聖真が今節も爆発するか。
その鹿島に敗れた横浜FMは、ホームで柏と対戦。攻撃力は保たれているだけに、今季最多5失点を喫した守備の修正がポイントとなる。柏は3連敗と再び調子を落としている。前節はFC東京に0-4と完敗。4点を奪われた守備の立て直しはもちろん、3試合連続無得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
福岡は5連勝と快進撃を続ける。今節はホームで湘南と対戦。5試合でわずか1失点と堅い守りが際立ち、少ないチャンスをモノにする攻撃陣の決定力の高さも光る。躍進を遂げるチームの勢いはどこまで続くのか。その戦いに注目だ。一方の湘南は、前節横浜FCに敗れ、9試合ぶりの黒星を喫した。チャンスを作りながらも決めきれなかった攻撃陣の奮起が求められる。
浦和vs神戸も、今節の注目マッチとなる。浦和は前節、G大阪に快勝を収め、2連勝を達成。2試合連続ゴール中のキャスパー ユンカーと、2試合連続無失点の鈴木 彩艶が攻守のカギを握るだろう。対する神戸は前節、C大阪と引き分け、2試合勝利なし。得点力に課題を抱えるなか、水曜日のルヴァンカップで2ゴールを奪ったアユブ マシカが救世主となれるか。
C大阪はホームに広島を迎える。ここ3試合は勝利がなく、調子は下降気味だ。前節も土壇場に追いつかれ、神戸に勝ち切れなかった。日本代表に選出された坂元 達裕に期待がかかる。対する広島もここ8試合でわずか1勝と調子が上がってこない。前節は徳島に0-1で競り負けた。8試合中5試合で無得点と攻撃面に課題を抱えており、このポイントをいかに修正するのか。城福 浩監督の手腕に注目が集まる。
FC東京はホームでG大阪と対戦。前節は柏に快勝を収め、連敗を5で食い止めた。チームに勢いをもたらしたディエゴ オリヴェイラとアダイウトンのコンビに今節もかかる期待は大きい。一方のG大阪は苦しい戦いが続く。前節より松波 正信監督が指揮を執ったものの、浦和に0-3と完敗を喫した。ここ6試合勝利がなく、現在は3連敗中。この悪い流れをいかに断ち切るのか。チーム一丸となった戦いが求められる。
札幌はホームで清水と対戦。前節は力の差を見せつけられ、川崎Fに0-2で敗れた。ボール支配では上回っただけに、アンデルソン ロペス以外の得点パターンが求められるところだ。清水は8戦未勝利となかなか状態が上がってこない。前節も名古屋に0-3と完敗。得点力不足に加え、守備でも脆さを見せただけに、攻守両面でテコ入れが求められてきそうだ。
仙台は前節、福岡に敗れ、これで3試合勝利なしとなった。今節はホームで大分と対戦。最下位の横浜FCが背後に迫るなか、水曜日のルヴァンカップで輝きを放った加藤 千尋がチームに勢いをもたらしたい。一方の大分も2試合勝利がない。それでも前節は終盤に追いつき、鳥栖と引き分けた。見事な同点ゴールを決めた長沢 駿が今節も大仕事をやってのけるか。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs清水
仙台vs大分
鳥栖vs鹿島
川崎Fvs横浜FC
浦和vs神戸
横浜FMvs柏
福岡vs湘南
徳島vs名古屋
FC東京vsG大阪
C大阪vs広島