ヴァンラーレ八戸は12日、FW金 弘淵が2020シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
金は朝鮮大学校より2013年に福島ユナイテッドFCに加入。その後、グルージャ盛岡を経て、2018年に八戸に加入。2019年は奈良クラブに期限付き移籍し、昨季は八戸に復帰していました。
Jリーグでは通算6シーズンに渡ってプレーし、J3リーグ通算83試合・16得点を記録しました。
クラブを通じて金は、次のようにコメントしています。
「2020年シーズンをもって、現役を引退することを決断しました。まず、今まで所属した福島ユナイテッドFC、グルージャ盛岡、奈良クラブ、ヴァンラーレ八戸で共に戦った選手、スタッフ、チーム関係者、スポンサー企業の方々、ファン、サポーターの方々、私を応援してくれている方々、皆様の支えのおかげでここまでプレーすることができました。本当に感謝しています。常に応援し、支えてくれた母、今は亡き父、そして兄。プロになりなかなか活躍できず、家族と顔を合わせるのが億劫な時期もありました。ですが家族の協力がなかったら私がサッカー選手になることはできませんでした。いつも感謝を伝えることができてないですが、この場を借りて感謝の気持ちを伝えます。ありがとうございました。
子供の頃から思い描いていたプロサッカー人生とはならず、常につらい事、苦しい事の連続でしたが、好きなサッカーを仕事とし、多くの観客に見守られ、大勢のファン、サポーターの声援を受けながらプレーできた時間は本当に幸せな時間でした。プロサッカー選手として過ごした8年間は大きな財産であり、この経験はこれからのキャリアに必ず活きてくると思います。今までサッカーに注いできた情熱を、これからはビジネスに向け、社会に貢献できる人間になる為に努力していきます。今まで応援して頂いた皆様、関わって頂いた皆様、本当にお世話になりました。サッカー選手ではなくなりますが、これからも気にかけて頂けると嬉しいです。またどこかでお会いしましょう。本当にありがとうございました!」