11日に明治安田生命J1リーグ 2ndステージが開幕。全国各地で全9試合が行われた。
1stステージを制した浦和は、アウェイで松本と対戦した。12分に武藤 雄樹のゴールで先制すると、後半立ち上がりに追加点。理想的な試合運びを見せていたが、62分に1点を返されると、その後は松本の猛攻に晒され防戦一方に。しかしGK西川 周作を中心にこれを凌ぎ、2-1でなんとか逃げ切った。一方の松本は1stステージからの連敗が6にまで伸びた。
注目カードとなった川崎FとFC東京の「多摩川クラシコ」は、後半に生まれたエウシーニョとレナトのゴールでホームチームが快勝。1stステージのリベンジを果たしている。
仙台に乗り込んだ広島は、エース佐藤 寿人の2ゴールなどで4得点。終盤に2点を失ったものの、調子を上げてきた仙台を4-3で下した。
ホームで甲府と対戦したG大阪は序盤に先制点を許す苦しい展開も、34分にパトリックのゴールで追い付くと、終了間際の90分に宇佐美 貴史が決勝弾を叩きこみ、苦しみながらも白星スタートを切った。
同じく劇的なクライマックスが訪れたのは鹿島。1-2で迎えた90+4分に土居 聖真のゴールで追い付くと、その2分後には遠藤 康が逆転ゴール。アディショナルタイムの2ゴールで、3-2と新潟から逆転勝利を挙げた。
終始アグレッシブな戦いを貫いた湘南は、2-1で名古屋に勝利。中村 俊輔が今季初のスタメン出場した横浜FMは、先制点を守り切れず、1-1で山形と引き分けた。柏と対戦した鳥栖は、後半にクリスティアーノに2点を奪われたものの、前半の3得点がものをいい、3-2とアウェイで勝点3を手にしている。
1stステージ最下位の清水は、巻き返しを狙う2ndステージ初戦で神戸と対戦。しかし開始7分に失点すると、その後も次々にゴールを許し、大量5失点。厳しいリスタートとなった。