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2021年度 第2回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2021年3月2日(火) 18:55

2021年度 第2回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2021年度 第2回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2021年度 第2回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2021年2月25日

2021年度 第2回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2021年2月25日(木)17:30~
オンラインにて実施
登壇:チェアマン 村井
陪席:クラブライセンスマネージャー 村山
グローバルカンパニー部門 小山

〔司会より〕
いよいよ明日から明治安田生命Jリーグが開幕いたします。一昨日、昨日と開催いたしました開幕直前オンライン記者会見では、多くの皆様に取材をいただき御礼申し上げます。本日14時より2021年度第2回理事会が開催されましたので、定例会見を開催させていただきます。本日の発表事項は5件です。

《決議事項》
1.特任理事 追加選任について

株式会社ニューラル 代表取締役 CEO(学識経験者)の夫馬 賢治氏を特任理事に選任することを決定いたしました。

2.J3入会要件に関する特例措置について
本年度のJ3入会審査における入会要件について、一部特例措置の制定を決定しました。

■Jリーグ規約 第17条第3項
⑤入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000人を超えており、かつ、3,000人に到達することを目指して努力していると認められること
本号に定める要件については、2021年度の入会審査においては適用しない。
※新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受ける状況にあるため、2020年度の特例措置を継続

3.Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について
クリアソン新宿、鈴鹿ポイントゲッターズ、ヴェルスパ大分を「Jリーグ百年構想クラブ」として認定いたしました。Jリーグ百年構想クラブの審査結果、J3入会要件に関する特例措置に関してはクラブライセンスマネージャーの村山より説明いたします。

4.2021年度Jリーグ地域スポーツ振興活動助成について
Jクラブより申請のあった2021年度のホームタウン活動について「Jリーグ地域スポーツ振興活動助成」の対象として承認しました。

■Jリーグ地域スポーツ振興活動助成(2021年度)
・対象:33クラブ、88件
・助成予定額:30,000,000円

5.2021 Jリーグシャレン!アウォーズ 開催決定 ~3月1日より一般投票も開始します~
2020シーズンに行われたJクラブの活動の中から、特に社会に幅広く共有したい活動を表彰する「2021 Jリーグシャレン!アウォーズ」を開催いたします。
一般投票は3月1日(月)17:00~15日(月)18:00とし、一般投票の結果を参考にしながら選考委員による3つの賞を決定いたします。
①ソーシャルチャレンジャー賞/その地域にある社会課題解決に対してチャレンジしていること
②パブリック賞/国や自治体が掲げる政策を活用し、地域の課題解決に向けて、多様なステークホルダーと連携し、持続可能な活動となるように取り組んでいる
③メディア賞/記者として、自身の媒体に取り上げたいと思う活動であること
※受賞した活動の協業者とクラブには記念品(楯)を贈呈する

【クラブライセンスマネージャー・村山より説明】
2件、理事会で承認をいただきましたので、説明をさせていただきます。J3入会要件に関する特例措置についてですが、J3入会につきましてはJリーグ規約17条の中で、第3項に入会要件として9つの要件が定められています。毎年11月を目処に入会審査を進めますが、4つの大きな要件がございます。JFLの平均入場者数2,000人。入会直前年度の年間事業収入が1.5億円以上。債務超過でないこと。そして順位要件ということでJFLの最終順位が4位以内であり、かつJFLに属する百年構想クラブのうち上位2クラブに入ること、となっています。こちらの要件について、Jリーグ規約 第17条第3項⑤平均入場者数2,000人を超えること、というところを、今年度の入会要件から外すことといたしました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けておりますので、昨年に引き続きということでございます。

もう一点、Jリーグ百年構想クラブの審査結果について。Jリーグ入会に向けては、①百年構想クラブに認定されること、②J3クラブライセンスを取得すること、③J3入会審査を通ること。この3段階のうち1段階目でございます。今年の認定について申請があったのは、関東サッカーリーグ1部のクリアソン新宿。JFL所属の鈴鹿ポイントゲッターズ、ヴェルスパ大分、以上の3クラブです。
百年構想クラブ認定にかかる要件につきまして、すべて充足しているということで本日の理事会で認めていただきました。参考までにこれまで百年構想クラブは8クラブですので、合わせて11クラブになります。

〔司会よりリリース事項について説明〕
Jリーグプロフィールについてご案内させていただきます。例年キックオフカンファレンスでメディアの皆様に配布させていただいている冊子ですが、今年はデータで制作し、初めてJリーグ公式サイトで一般の皆様にも公開をさせていただきます。今年のJリーグのスケジュールやトピックス、Jリーグが取り組む各事業活動などを紹介しています。先ほど、メディアチャンネルで公開させていただきましたので、ご覧いただければと思います。

《リリース報告事項》
1)人気サッカー漫画『アオアシ』とのスペシャルコラボレーションが決定!~「グローイングアッププロジェクト」始動 ~

本日13時にリリースをさせていただきましたが、Jユースを舞台にした漫画「アオアシ」とJリーグとのコラボ「グローイングアッププロジェクト」がスタートいたします。コラボイラストや観戦ハンドブックなどの制作のほか、本日の18時に中村 憲剛さんによるサッカー戦術解説動画も公開させていただきますので、こちらもご覧ください。

特設サイト
https://www.jleague.jp/special/aoashi?utm_source=release&utm_medium=social&utm_campaign=AoashiCollab

2)2021明治安田生命Jリーグ 海外50以上の国・地域で放映へ
2021明治安田生命Jリーグの海外放映について、昨日リリースさせていただきました。現時点で、昨シーズンを大きく上回る50を超える国と地域での放映が決定しております。本件に関して株式会社Jリーグ・グローバルカンパニー部門の小山より、ご説明をさせていただきます。
 
〔グローバルカンパニー部門・小山より説明〕
昨日リリースをさせていただきましたが、今年の明治安田生命Jリーグは、56カ国ということで、これからさらに露出および放送する地域が増える可能性がありますが、昨年末時点で31だったものが20以上増えてのスタートとなりました。今年は、Jリーグとしても注力しております東南アジアの主体市場でありますインドネシアで放送が始まります。また中東、北アフリカ諸国では20を超える地域で、ドバイスポーツというチャンネルで放送することが決まりました。昨年は延べ1,500万人の海外の皆様にJリーグを楽しんでいただけました。今年はさらに放送局および国が増えることで、さらにこの数字が増えることと思います。リリースでは数字の羅列になっておりますが、興味があればぜひ広報を通じてご連絡をいただければ、詳細を説明させていただきます。

〔村井チェアマンよりコメント〕
いよいよ、明日が開幕となります。フライデーナイトJリーグとしては4年連続、開幕も金曜日からというのが定着しつつあると思います。また昨日、一昨日には、メディアの皆様にも取材にご協力いただきましたこと、本当にありがとうございます。個人的に大変楽しみにしているのは、明日の14時から24時間ぶっ通しでJリーグを語り尽くす「明治安田生命Jリーグ開幕フェスティバル」という企画です。私もいくつか関わったり覗いたりしていますが、とても楽しみにしています。Jリーグとしては初の試みで、通常のキックオフカンファレンスは行えなかったわけですが、少し形を変えてサッカーを伝えていく。Jリーグを伝えていくプロセスが、チャレンジですけれども、皆様に届けばなと願っております。
 また感染対策につきましては、これまで培ってきた1,100試合を超える昨年のノウハウを活かしながら、安全で安心なスタジアムで、とてもエキサイティングな試合を展開してくれるものと期待しております。皆様とともに2021シーズンを、新たにスタートできればと思っております。よろしくお願いい
たします。

〔質疑応答〕
Q:海外放映権の件で、数が順調に伸びているのは素晴らしいことだと思います。なかなか言いにくいところだと思いますが、実際にこれが放送権収入にどれ位繋がる見通しがあるのか、それか現時点で繋がっているのか。クラブやリーグへのリターンの面でどの位のものが得られそうなのか、見通しをお伺いできればと思います。

A:グローバルカンパニー部門 小山
前提として今の海外放映権のサイクルが2020シーズンからの3シーズンですので、2022シーズンまでとなります。前回の2019シーズンまでの契約から2020シーズンからの新しい契約となって、金額ベースでも2倍以上大きくなっているという実績もありますし、数字は非公表としていますが、特にアジア諸国、タイや香港、中国などは確実に金額自体も大きくなってきています。露出を増やす、その先には当然マネタイズ、収益のフェーズがあると思っていますので、次の2023年以降のサイクルが何年契約になるのかは未定ですが、そこでさらに大きくしていけるのではないかと思っています。

Q:DeNAがクラブの経営に関わる、経営に参加する、仲間に入るということで、スポンサーもたくさんいますし、すべて個別に触れる必要があるかと思われるかもしれませんが、野球でも実績のある大きなスポンサーで、サッカーに加わるということで注目を集めると思いますので、村井チェアマンの受け止めを伺えればと思います。

A:村井チェアマン
株式の譲渡承認は理事会決議事項なので今日はその判断をさせていただきましたが、この後クラブ側から公表があると聞いていますので、この時点では詳細については触れませんが、ご指摘の様に、例えば野球やバスケットで、神奈川県エリアで活動されていらっしゃる企業様がJリーグでも出資をいただくということですので、スポーツに大変理解があるという風に想像しています。大変楽しみにしております。

Q:明日、おそらく関西で緊急事態宣言を解除するという決議がされて、28日以降解除されるのではないかと聞いております。これまで緊急事態宣言下ではないところは、5,000人の上限は外してやっていますが、その関西で緊急事態宣言が終わればそういう扱いに準備していくという理解でよろしいでしょうか。

A:村井チェアマン
解除後も都道府県によっては知事の判断で様々な要請、要望がある可能性がありますので、解除した後、知事の判断を仰ぎながら段階的に安全に解除していくことになろうと思います。現時点においてはチケッティングの問題もありますので、チケットセールス期間はだいたい2週間位を置いていますので、今回の解除がもしあれば、そうしたチケットの新たな期間を経て、そして行政の判断を仰ぎながらステップバイステップで上げていくことになると思います。

(難しい表現ですが、自治体が許可した場合、その次の週末などは物理的には可能と思いますが、チケッティングのところですぐに対応するのは難しい状況でしょうか。)

それは個々クラブの事情があります。チケットのセールス期間や当日券等々で対応できるクラブもあれば、年間シーズンチケットホルダーの皆様にも制限があったりする中ですので、どのようなセールス期間を用意するかは個別の話になるかなと思います。

Q:海外の放映権、配信について、昨年は国際版YouTubeチャンネルを活用していくつかのJ1、J2の試合を配信されていますが、今シーズンの配信の方針、配信数は決まっているのでしょうか。

A:グローバルカンパニー部門 小山
J1については、今のところ配信の予定はありません。J2は昨年同様、毎節1試合を、日本を除く海外に配信していく予定はあります。

(開幕節の配信対象試合は決まっていますか。)
リリースという形では出しておりませんが、対象国に対して告知という形でお知らせしていきます。
現状の試合については後程調べて個別にご回答します。

Q:ヴェルスパ大分のホームタウンは別府市と由布市になっています。大分県では大分市の人口が一番多く、別府市が2番目なのですが、規模的に小さいということで、大分の人たちから別府市のホームタウンは無理ではないか、という意見も聞きます。Jリーグとしてはその辺りの評価はいかがでしょうか。

A:クラブライセンスマネージャー 村山
クラブがどのようにご自身の経営を考えるかというところにつながってくると思いますが、私どもの方でホームタウンの規模について大きい、小さいということを申し上げることはないかなと思っております。ホームタウンの人口や大きさについて審査をすることはありません。

(施設面に関してはどのような評価をされていますでしょうか。)
百年構想クラブの規程の中に、施設をどのように取り扱うかということがございます。
ご覧いただいているのがJリーグ百年構想クラブ規程第2条の第3項がスタジアム関連の項目となります。
第1号から第5号まであり、第1号から第3号までのいずれか、あるいは第4号、第5号両方の条件を満たしていなければならないという規定となっております。すなわち現状でJ3ライセンスに相当する施設を確保しなければならないというのではなく、構想段階でも承認することがある、ということです。例を申し上げると、昨年認定させていただいた南葛SCなどがございます。今年認定をした3クラブについては、現状ではJ3ライセンスを取得できるスタジアムの確保には至っていないと認識しておりますが、今回の百年構想クラブ認定に伴って地元で整備の機運が高まることを期待したいなと思います。

(クリアソン新宿について。特に百年構想クラブ認定に値する決め手になったポジティブな部分を聞かせてください。また新宿という土地柄、スタジアムや練習場が確保できない、土地もないということで、この辺りがネガティブ要素だと思います。それについて、おそらく新宿区長がスタジアムをつくるという明確な発言は無かったかと思いますが、それでも彼らが認められたのはなぜかということをお聞かせください。)

規約に則って審査をさせていただいたということがまず1点でございます。クリアソン新宿については新宿区と連携協定を結ばれていると伺っていますし、地元でしっかりと活動をされているということを区、行政の方々からもヒアリングできました。それから、スタジアムについては、先ほどの繰り返しになりますが、現状では確保、あるいは具体的な構想などをどこまで求めるかというのは中々難しいですが、構想段階のものにおいてもこちらを認めるということで、何年以内にスタジアムをつくらなくてはいけない、何年以内が目標であるところまで 求めていないというのが現状のルールですので、それに照らし合わせまして、将来的な構想、地元の首長である新宿区長とのやり取りの中で、こちらの判断をさせていただきました。

【司会より今後のスケジュール】
本日もお集まりいただきましてありがとうございます。次回の会見は、3月8日にNPBとの合同記者会見を予定しております。
明日から明治安田生命Jリーグが開幕いたします。今シーズンもJリーグの活動へのご協力、報道について何卒よろしくお願い申し上げます。本日もありがとうございました。

 

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