2020年10月5日(月) 14:00
連覇を狙う川崎Fの前にFC東京が立ちはだかる。リーグ王者の横浜FMは2013年以来の決勝進出を目指す柏と激突【プレビュー:ルヴァンカップ 準決勝】
JリーグYBCルヴァンカップは、7日に準決勝の2試合が開催される。
連覇を狙う川崎FはFC東京と対戦する。今季のリーグ戦で首位を独走する前回覇者は、準々決勝で神戸に6-0の大勝と、今大会でも圧倒的な強さを見せている。グループステージも含めれば、今大会4試合で16得点と猛威を振るっており、決勝進出をかけたこの試合でも持ち前の攻撃力を示すはずだ。ここまで4ゴールを挙げて得点ランクのトップに立つ小林 悠と3得点の三笘 薫が注目選手となる。
対するFC東京も準々決勝では名古屋に3-0と快勝を収めた。大卒ルーキーの安部 柊斗が2ゴールを挙げ、勝利の立役者となっている。今季のリーグ戦での対戦では、川崎Fが4-0と大勝したが、FC東京はリベンジの絶好の機会となる。幾多の名勝負を生んできた“多摩川クラシコ”を制し、ファイナルに進出するのは果たしてどちらのチームか。
もうひとつの試合では、横浜FMと柏が激突する。横浜FMは準々決勝でPK戦の末に札幌を撃破した。リーグ戦でも調子を上げてきており、2年ぶりの決勝進出に向けて視界は良好だ。カギを握るのはやはり攻撃陣。柏から期限付き移籍で加入したジュニオール サントスが、契約上この試合のピッチに立てないのは痛手だが、好調を維持するエリキら他のストライカーに期待がかかる。
対する柏は優勝した2013年以来のファイナル進出を目指す。今大会ではグループステージで3連勝を果たすと、準々決勝ではC大阪を3-0と圧倒した。その試合で2ゴールを挙げた江坂 任が、準決勝でも重要な役割を担うだろう。リーグ戦の得点ランクを独走するオルンガに加え、大黒柱のクリスティアーノが復帰したのも好材料。このホットラインが横浜FMに脅威を与えそうだ。
両者は9月27日のリーグ戦で対戦したばかり。この時は横浜FMが3-1と快勝を収めたが、一発勝負の勝ち方を知る名将ネルシーニョ監督がいかなる策を用いてくるのか。その手腕にも注目だ。
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横浜FMvs柏
川崎FvsFC東京