中2日、3日で続く5連戦の最終戦。明治安田生命J2リーグは、22、23日に第14節が開催される。
首位の長崎は、アウェイで水戸と対戦。前々節に山形に敗れたものの、前節は千葉に快勝を収めた。失点が続いていた守備が無失点に抑えたのも好材料で、再び勢いに乗っていきそうだ。水戸も前節は福岡に競り勝ち、調子を上げつつある。こちらも課題の守備が無失点。自信を手にして、首位チームに挑む。
破竹の7連勝で2位につける北九州は、ホームに東京Vを迎える。7試合で16得点と、攻撃陣が絶好調。そのうち7得点を決めているディサロ 燦シルヴァーノが、今節もカギを握るだろう。東京Vは3連勝で5位に浮上。こちらは3試合で8得点。2試合連続ゴール中の山下 諒也が注目選手となる。
3位の徳島は、千葉の本拠地に乗り込む。5試合負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。押し込みながらも決め手を欠く攻撃陣の奮起が求められる。一方の千葉は前節、長崎に敗れ、連勝が3でストップした。こちらも前節はノーゴール。徳島の強度の高い守備を上回る攻撃を繰り出し、上位撃破を狙う。
4位の甲府は山形の本拠地に乗り込む。前節は打ち合いを制し、愛媛に競り勝った。ジュニオール バホスを怪我で欠くなか、調子上げてきたドゥドゥにかかる期待は大きい。山形は3戦負けなしと、復調の気配を示す。堅い守りに加え、攻撃の勢いも増しているだけに、甲府にとっては厄介な相手となりそうだ。
京都は3戦未勝利と、足踏みを強いられている。今節はホームで松本と対戦。前節初ゴールを決めた中野 克哉が再び輝きを放てるか。松本は前節、東京Vに完敗。19位と苦しい状況にある。課題の得点力不足を解消できないようだと、今節も苦戦を余儀なくされるかもしれない。
大宮は2連敗で7位に転落。今節はアウェイで愛媛と対戦する。前節、北九州に4失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。愛媛は10戦未勝利と、さらに苦しい状況にある。それでも前節は2ゴールと、攻撃面に光明が見えている。長沼 洋一、川村 拓夢ら若きタレントが苦境脱却の救世主となれるか。
磐田はホームで金沢と対戦。3試合勝利がなく、10位に順位を下げている。前節は町田の堅守を崩せずに、スコアレスドローで終了。その試合でスタメンを外れた小川 航基とルキアンの爆発が求められる。金沢は前節、山形と引き分けた。9試合ぶりにゴールを決めた島津 頼盛が今節もキープレーヤーとなりそうだ。
山口はホームに町田を迎える。前節は群馬に敗れ、今季初の連勝はならず。隙を見せた終盤の戦いに修正が求められるだろう。町田は5戦未勝利ながら、前節は磐田と引き分け、連敗を4で食い止めた。とはいえ得点力不足の課題は解消されておらず、アグレッシブな姿勢を保ち、相手ゴールに迫りたい。
栃木は6戦負けなしと、安定した戦いを続けるが、ここ2試合は勝ちきれていない。福岡をホームに迎える一戦で、リードを守り切れなかった前節の反省を生かせるか。対する福岡は5試合勝利がなく、現在は3連敗中。ここ2試合はいずれも完封負けと、攻撃に課題を抱える。リーグ最少失点を誇る栃木の堅守をいかに崩していくのか。リスクを負った攻撃が求められてきそうだ。
新潟はホームに琉球を迎える。ここまで7引き分けと、勝ち切れない試合が目立つ。追加点を奪い取る積極性を示したい。琉球は前節、栃木と引き分けた。2ゴールを奪った上原 慎也のパフォーマンスが、今節もカギを握りそうだ。
最下位に沈む群馬は、アウェイで岡山と対戦。前節は山口に競り勝ち、今季3勝目を挙げた。逆転勝利の立役者となった大前 元紀の起用法が、今節もカギを握りそうだ。岡山は2試合負けなしと、状態は悪くない。ここ2試合はともに無失点。堅い守りをベースに、試合のリズムをつかみたい。
■各試合の見どころをチェック
岡山vs群馬
山口vs町田
愛媛vs大宮
山形vs甲府
栃木vs福岡
新潟vs琉球
磐田vs金沢
京都vs松本
水戸vs長崎
千葉vs徳島
北九州vs東京V