2020年8月10日(月) 15:30
プライムステージ進出チームが決する運命の最終節。Aグループではともに2連勝の名古屋と川崎Fが首位通過をかけて激突【プレビュー:ルヴァンカップ GS 第3節】
JリーグYBCルヴァンカップは、12日にグループステージの第3節が開催される。レギュレーションの変更により、これがグループステージの最終節。プライムステージに進出する5チームが決定する(ACL出場3チームはプライムステージから参戦)。
Aグループではともに2連勝の名古屋と川崎Fが対戦。勝ったほうがベスト8に名乗りを上げる。両者はともに前節3ゴール。直近のリーグ戦でも快勝を収めている。勢いに乗るチーム同士の対戦だけに、白熱した一戦となることは間違いない。清水と鹿島はともに敗退が決まっているが、リーグ戦では復調の気配を見せている。ポテンシャルを秘めた若手も多く、彼らの勢いが試合の行方を左右しそうだ。
Bグループは、J2に所属する松本の試合が行われないこととなったため、3チームによって争われている。第3節では仙台とC大阪が対戦。2連勝で首位に立つC大阪が勝つか引き分けでプライムステージ進出が決まるが、仙台が勝てば、浦和も含め3チームが勝点6で並ぶこととなり(松本との対戦がない浦和と仙台は、第3節終了後に勝点3が加算させる)、当該チームの勝敗、得失点差によって順位が決することとなる。第1節で浦和に大敗を喫した仙台にとっては大量得点による勝利が求められる状況となるが、勝点1を加算すれば勝ち上がられるC大阪は、引き分け狙いの手堅い戦いを演じる可能性もあるだろう。
Cグループでは2連勝の札幌が優位に立つ。今節はホームに横浜FCを迎える。勝点1を加算すれば突破が決まるが、攻撃スタイルを標榜するチームだけに、変わらずアグレッシブな戦いを演じるはずだ。横浜FCは勝利が絶対条件。現状得失点差で劣るだけに、多くのゴールが求められる状況となる。広島はホームで鳥栖と対戦。勝利を収め勝点を6とし、札幌の敗戦を待つ状況だ。もっとも2位となっても、2位チームの上位1チームがプライムステージに進めるだけに、まずは勝点3を加算したうえで、得失点差で優位に立ちたいところ。そのためにも攻撃的な姿勢を崩さないことが求められる。
Dグループではすでに柏の突破が決定。2位チームの上位1チームとなれる可能性を持つのは、現在勝点3の湘南のみとなっている。その湘南はホームでG大阪と対戦。リーグ戦では最下位と苦しんでいるが、このルヴァンカップで結果を出し、好転のきっかけを掴みたいところ。柏vs大分はグループステージの行方を左右する試合とはならないが、直後に控えるリーグ戦に向けても、新たなタレントの台頭を促す戦いとしたい。
■各試合の見どころをチェック
・Aグループ
清水vs鹿島
名古屋vs川崎F
・Bグループ
仙台vsC大阪
・Cグループ
札幌vs横浜FC
広島vs鳥栖
・Dグループ
柏vs大分
湘南vsG大阪