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圧倒的なタレント力とサポート力。ホーム無敗の浦和が最終決戦を制し、14年目の初優勝!【Jリーグヒストリー:2006年】

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2020年5月31日(日) 16:00

圧倒的なタレント力とサポート力。ホーム無敗の浦和が最終決戦を制し、14年目の初優勝!【Jリーグヒストリー:2006年】

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圧倒的なタレント力とサポート力。ホーム無敗の浦和が最終決戦を制し、14年目の初優勝!【Jリーグヒストリー:2006年】
1999年にJ2に降格するなど苦難の歴史を歩んできた浦和だったが、Jリーグ発足から14年目にして、悲願の初優勝を成し遂げた

2003年にナビスコカップを制し、2004年には2ndステージで優勝。2005年は最後まで優勝争いに絡み、惜しくも2位に。そして2006年、着実に力を着けつつあった浦和が、ついに頂点へと上り詰めた。

田中 マルクス闘莉王、坪井 慶介、長谷部 誠、三都主 アレサンドロ、ポンテら、すでに多くの実力者を備えていた浦和だったが、シーズン前にワシントン、相馬 崇人、黒部 光昭と実績十分の新戦力を獲得。さらにフェイエノールトから小野 伸二が復帰し、隙のない陣容を手に入れた。 

3年目のギド ブッフバルト監督の下、タレント軍団はその力を惜しむことなく発揮した。前年王者のG大阪との開幕戦は引き分けに終わったものの、2節から4連勝を達成し、早くも首位に浮上。その後にやや失速したが、ワールドカップ中断明けに再びギアを上げ、22節からの6連勝で、首位の座を盤石なものとした。

闘莉王を中心とした3バックに隙はなく、新加入のワシントンも額面通りの活躍でゴールを量産。ベテランの山田 暢久もトップ下の位置で躍動し、大事な場面で仕事をこなす勝負強さを披露した。

また圧倒的なサポート力も際立った。ホームゲームには常に大観衆が詰めかけ、平均入場者数は4万5,573人を数えた。その期待に応えようと選手たちは躍動。この年の浦和はホームで一度も負けることはなかった(15勝2分)。

30節を終えて、2位のG大阪に勝点6差をつける独走態勢を築きつつあったが、初優勝への重圧からか、その後の3試合は1勝1分1敗と思うように勝点を積み上げられず。2位のG大阪が勝点3で追いすがり、最終節に優勝をかけた直接対決を迎えることとなる。

もっとも勝つか引き分けならもちろん、得失点差で大きく上回っていたため、大量失点を喫しなければそのまま逃げ切れる優位な状況だった。

21分に先制された浦和だったが、動じる気配を見せずにそこから反撃に打って出る。27分にポンテが同点ゴールを奪うと、前半終了間際にはワシントンが逆転ゴールをマーク。さらに59分にも再びワシントンが決めて3-1。その後に1点を返されたものの、大勢に影響はなく、3-2と快勝。1999年にJ2に降格するなど苦難の歴史を歩んできた浦和だったが、Jリーグ発足から14年目にして、悲願の初優勝を成し遂げた。

■フォトギャラリー
https://www.jleague.jp/photogallery/g2058/

■2006年浦和のメンバーはこちら

 

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