ヴィッセル神戸は30日、DF酒井 高徳に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことが確認されたと発表しました。
クラブによると、酒井は25日の夜中より体調不良（38.0℃）の訴えがあり、26日のトレーニングを欠席。同日の体温は37.6℃で、頭痛、鼻閉感があり、兵庫県内の病院にて急性上気道炎と診断されました。
27日の朝の体温は37.3℃だったものの、夜に再び38.0℃の発熱があり、頭痛、咽頭痛の症状が見られました。28日に体温は35.8℃に下がり、頭痛も軽度となりましたが、においを感じない症状が見られ、同日14時に兵庫県内の病院にてPCR検査を実施。30日の17時にPCR検査の陽性判定が出ました。
現在のところ神戸では、酒井以外に新型コロナウイルス感染症や風邪の症状がある選手・スタッフはおらず、保健所の指導のもと、濃厚接触者の特定やトレーニング施設のいぶきの森球技場の消毒等の対応を行っていくと発表しています。
クラブを通じて酒井は次のようにコメントしています。
「今回はサポーターの皆さんや一般の方々、全選手、スタッフ、その家族やご友人に不安とご迷惑をおかけしてしまうことになり、本当に申し訳ございません。皆さんが日頃から、一生懸命に予防や対策をされてる中、自分もプロフェッショナルという精神を掲げ仕事をしていることを自覚し、人数の多い場所に行かない、消毒や手洗いをする等、気をつかって生活をしておりました。しかし、それでも、このようなことになり、大変情けなく思っております。
今、自分から発信できる事は、コロナウィルスは、本当にどこに潜んでいるかわからないという事です。感染してしまった以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません…。多くの方々にご不安やご迷惑をかけてしまっていること、全ての皆様に心からお詫び申し上げます。大変申し訳ありません」
