JリーグYBCルヴァンカップは、26日にグループステージ第2節の7試合が開催される。
Aグループでは名古屋と清水が対戦。名古屋は前節、鹿島に1-0で勝利したものの、直近のリーグ戦では仙台と1-1で引き分けている。この試合で出番のなかったジョアン シミッチ、ガブリエル シャビエルの外国籍コンビがカギを握りそうだ。対する清水は前節、川崎Fに完敗。リーグ戦でもFC東京に1-3と敗れている。新スタイルがまだ機能しておらず、しばらく厳しい戦いが続くかもしれない。
なおAグループのもう1試合、鹿島vs川崎Fは3月11日に行われる。
Bグループでは仙台とC大阪が激突する。仙台は前節、浦和に2-5と完敗。それでもリーグ戦では名古屋と引き分け、復調の気配を示す。注目は浦和相手に2ゴールを決めた田中 渉。19歳のアタッカーが今節も躍動すれば、初勝利は近づくはずだ。C大阪は前節、松本に4-1と快勝。リーグ戦でも大分に競り勝っている。リーグ戦との連戦が続くなか、好調を維持するブルーノ メンデスの起用法がカギを握りそうだ。
浦和はホームに松本を迎える。今季の公式戦2試合で8ゴールと攻撃陣が絶好調。早くも結果を出しているレオナルドをはじめ、ブレイクの予感を漂わせている汰木 康也も注目選手となる。松本は黒星スタートとなったものの、リーグ戦では愛媛に逆転勝ち。その良い流れをJ1勢との対戦にもつなげたいところだ。
Cグループでの注目は広島vs札幌だ。ともに前節は快勝を収めたが、リーグ戦での結果は対照的だ。広島は鹿島を3-0で下した一方、札幌は柏に2-4で敗れている。両者ともに攻撃面が機能しているだけに、激しい打ち合いに発展する可能性もあるだろう。
鳥栖vs横浜FCは1点を争う緊迫した展開となりそうだ。ともに前節は敗れたものの、リーグ戦では攻撃的なチームを相手に善戦し、勝点1を手にしている。鳥栖はリーグ戦で出番がなかった梁 勇基、豊田 陽平のベテランコンビに注目が集まる。一方、横浜FCにも三浦 知良、松井 大輔と重鎮が在籍する。若手のブレイクの場として注目される大会だが、ベテランのパフォーマンスも大きな見どころとなるだろう。
Dグループでは湘南と柏が対戦。湘南は前節、大分に1-0で勝利した。リーグ戦では浦和に敗れたものの、持ち前の“湘南スタイル”が蘇ってきた印象だ。前節、決勝ゴールを決めた梅崎 司が今節も結果を出せるか。柏は前節、G大阪に勝利を収め、リーグ戦でも札幌に快勝した。神谷 優太、呉屋 大翔ら新戦力のパフォーマンスがカギを握りそうだ。
大分はG大阪をホームに迎える。今季の公式戦はともに0-1で惜敗。守備の安定感は備えているだけに、まだ得点のない攻撃陣が意地を見せたいところだ。G大阪は前節、柏に敗れたものの、リーグ戦では王者・横浜FMを下し、勢いに乗る。連戦のなか、リーグ戦とはメンバーを入れ替えて臨んでくることが予想されるが、福田 湧矢、奥野 耕平ら若きタレントの躍動が期待される。
■各試合の見どころをチェック
・Aグループ
名古屋vs清水
・Bグループ
仙台vsC大阪
浦和vs松本
・Cグループ
広島vs札幌
鳥栖vs横浜FC
・Dグループ
湘南vs柏
大分vsG大阪