新年あけましておめでとうございます。
すべてのサッカーを愛する皆さまにとって素晴らしい1年となるよう祈念いたします。
昨シーズンのJリーグは史上最多の11,415,463人にご来場いただき、明治安田生命J1リーグでは平均入場者数が20,000人を超えました。日常的にJリーグを楽しみ、そしてJクラブを応援し支えてくださる方々が増えていることに、心からの喜びと感謝の思いが溢れます。
28年目を迎える今シーズンも、さらなる発展に向けた挑戦は続きます。
フットボールの領域ではProject DNAをはじめとする育成改革を加速させ、2030年のビジョンに掲げる世界で最もヒトが育つリーグを目指します。J1のリーグ戦全試合を含む321試合での導入が決定しているVARは、試合中に起こっていることを来場者や視聴者の方々へスムーズにお伝えできるよう、中継やスタジアムのビジョンとの連携を強化します。
ファンベースの拡大に向けては集中投資を決定しました。2030年のビジョンに掲げるJ1全試合満員の達成に向けてデジタル戦略にしっかりと軸足を置き、新たなファンづくりを推進します。観戦スタイルの違うお客さま一人ひとりに楽しんでいただくためにはホスピタリティーの向上も必要不可欠です。
JリーグとJクラブが取り組む社会連携活動・シャレン!は、ネットワークミーティングの開催やサイトの立ち上げなど活動しやすい環境を整えてきました。ことしはメディア機能やラボ機能をもつプラットフォームが完成予定です。新たにFC今治が加わる39都道府県56クラブと地域の皆さまがより深くつながり、笑顔を生むアクションが増えることを願います。
2020年、いよいよ東京オリンピックの開催を迎えます。世界中が日本に注目しスポーツに夢中になるこの一年、改めてスポーツの持つ素晴らしさを体感できることが楽しみです。
本年もJリーグの活動に対し、ご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
村井 満