先週末に行われた明治安田生命J2リーグの最終節で、柏が衝撃の記録を達成した。
京都をホームに迎えた一戦で、大量13ゴールをマーク。13-1とサッカーではほとんどお目にかかることのできない圧巻のスコアで、強さを誇示したJ2でのシーズンをド派手に締めくくった。
1試合でひとつのチームが13得点を奪ったのは、もちろんJリーグ史上最多。これまでの最多得点記録は、史上最強チームと呼ばれた1998年の磐田で、C大阪相手に9-1で勝利を飾っている。今回の柏はそれを4得点も上回る衝撃のゴールラッシュとなった。
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8得点を決めたのは延べ8チームあり、J1では今季、札幌が清水相手に記録したのをはじめ、横浜FMが二度、大分、名古屋が達成している。
J2では2016年の清水と2013年のG大阪が8得点をマークしており、これがこれまでのJ2記録だった。J3では山口が2015年にJ-22を相手に8得点を奪っている。
柏のゴールショーの主役となったのはオルンガだ。ケニア出身の長身ストライカーは、ひとりで8得点をマーク。もちろんこれもJリーグにおける1試合での最多得点記録となった。
2005年のJ1・J2入れ替え戦で甲府のバレーが、柏相手にダブルハットトリック(6得点)を達成したケースはあるが、リーグ戦に限れば5得点が最多。呂比須 ワグナー、中山 雅史、エジウソン、野口 幸司と、いずれもJリーグ史に名を刻む名ストライカーたちが、これまでの最多得点記録保持者だった。
J2では4得点が最多で、宇佐美 貴史、乾 貴士ら延べ13人が記録している。
今季のJ2得点ランクも、最後に大きく動いた。8ゴールを決めたオルンガが通算27得点で一気に2位に浮上。得点王レースを独走していた新潟のレオナルドは最終節に1ゴールをマークしたことで、何とか逃げ切っている。
またオルンガとともにハットトリックを達成したクリスティアーノも、5位に浮上。最終節で同じくハットトリックを決めた東京Vの小池 純輝は土壇場でトップ10入りを果たしている。
データ提供:データスタジアム