JリーグYBCルヴァンカップは9日に準決勝の第1戦が行われる。
川崎Fvs鹿島は、昨季のリーグ王者とアジア王者の対戦となる。この大会では歴代最多の6度の優勝を誇る鹿島に対し、川崎Fは4度の準優勝があるものの、タイトルを手にしたことはまだない。2000年大会の決勝で両者は対戦し、その際は鹿島が2-0と快勝を収めている。
現在のチーム状況は、ともに上昇基調にある。川崎Fは直近のリーグ戦で5-0と湘南に快勝。順位も4位に浮上し、逆転優勝の可能性を残す。対する鹿島はC大阪に競り勝ち、ついに首位に浮上した。リーグとルヴァンカップの2冠に向けて、力強い歩みを続けている。
準々決勝では、川崎Fは名古屋、鹿島は浦和とそれぞれ難敵を下し、ベスト4に駒を進めてきた。ともに高い攻撃力を誇るなか、激しい点の取り合いになる可能性もあるだろう。
G大阪vs札幌は、5日前にリーグ戦で対戦したばかりのカードとなる。その試合ではG大阪が5-0と快勝。勢いを持ってこの試合に臨むだろう。
カギを握るのはその試合で1得点・2アシストを記録したアデミウソン。スピードとテクニックを誇るこのアタッカーが再びハイパフォーマンスを見せれば、勝機はぐっと高まるはずだ。アウェイゴールを与えないために守備陣の奮起も求められる。
対する札幌は、同じ相手に対し連敗は避けたいところ。敵地での一戦であり、したたかにアウェイゴールを狙っていきたい。攻撃のカギを握るチャナティップは不在となるが、今大会で6得点ずつを決めている鈴木 武蔵とアンデルソン ロペスを擁する前線の破壊力は絶大だ。5日前の大敗のダメージを振り払い、敵地でのリベンジを狙う。
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川崎Fvs鹿島
G大阪vs札幌