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クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による 2020シーズン Jリーグクラブライセンス判定について

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2019年9月27日(金) 15:20

クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による 2020シーズン Jリーグクラブライセンス判定について

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クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による 2020シーズン Jリーグクラブライセンス判定について
2020シーズンのJリーグクラブライセンスが決定いたしました

2020シーズンのJリーグクラブライセンスについて、下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。

Jリーグは、JFAから日本におけるクラブライセンス制度の制定および運用の委任を受けており、日本におけるライセンス交付機関(ライセンサー)としてJリーグクラブライセンス制度を運営し、Jクラブに対してJリーグクラブライセンスを交付します。なお、Jリーグクラブライセンスの交付判定については第三者機関であるクラブライセンス交付第一審機関(FIB)が行っておりますが、FIBの独立性を担保するため、FIB構成員はJリーグ理事・監事、日本サッカー協会(JFA)理事・監事・評議員、ならびにJリーグまたはJFAの専門委員との兼務が認められておりません。

判定結果および判定に関する詳細は下記の通りとなります。

 

1.判定結果

(クラブ数)

J1クラブライセンス J2クラブライセンス 不交付 合計
44 4 0 48
札幌・仙台・山形・鹿島・水戸(※1)・栃木・群馬・浦和・大宮・千葉・柏・FC東京・東京V・町田(※2)・川崎F・横浜FM・横浜FC・湘南・甲府・松本・新潟・富山・金沢・清水・磐田・名古屋・岐阜・京都・G大阪・C大阪・神戸・岡山・広島・山口・徳島・愛媛・福岡・北九州・鳥栖・長崎・熊本・大分・鹿児島(※2)・琉球(※2) 秋田・長野・鳥取・讃岐    

※1 J1クラブライセンス交付についての解除条件があり、11/24の明治安田生命J2リーグ最終節、または12/1(予定)より始まるJ1参入プレーオフ決定戦後、昇格のための順位要件を充足できなかった場合(=スタジアムの短期改修工事を行わないことが確定した場合)、J1クラブライセンスからJ2クラブライセンス付与へ変更される。

※2 施設基準の例外適用申請により町田、鹿児島、琉球が新たにJ1クラブライセンスを取得した。 (昨年はJ2クラブライセンスを取得)

※3 J3クラブライセンスは、Jリーグ独自にJ3クラブとして最低限必要とされる条件を示したものであり、J1・J2のクラブライセンス制度とは異なるものである。なお、J3クラブライセンスの判定は、Jリーグ理事会の決議事項となっている。

 

2.ホームスタジアムのトイレの数および屋根のカバー率に関するB等級基準の充足状況

(クラブ数)

  項目 クラブ数
制裁なし 基準充足 17
制裁免除(トイレ60%ルール) 6
制裁免除(スタジアム新設・改修) 2
制裁あり 制裁(トイレ不足) 0
制裁(屋根不足) 19
制裁(トイレ・屋根不足) 4
  合計 48

 

3.判定に付帯する経営上の是正通達

(クラブ数)

  クラブ数
是正通達 0
対象外 48
合計 48

 

≪参考≫

■Jリーグクラブライセンスの種類
Jリーグクラブライセンスには下記2種類があり、各クラブライセンス基準のうち「A等級」に指定されている基準を全て充足すれば、いずれかのJリーグクラブライセンスが交付される。

種類 内容
J1クラブライセンス 順位の要件を満たしていれば、
2020シーズンはJ1・J2に残留または昇格することができる
J2クラブライセンス 順位の要件を満たしていれば、
2020シーズンはJ2に残留または昇格することができる
(J1に昇格することはできず、J1参入プレーオフの出場資格もない)

 

■ホームスタジアムのトイレの数および屋根のカバー率に関するB等級基準未充足
各ライセンス基準のうち「B等級」に指定されている基準については、それを充足していなくてもJリーグクラブライセンスは交付される。
ただし、Jリーグクラブライセンス交付規則第7条および第8条に基づき、「B等級」の基準をひとつでも充足していないクラブには、Jリーグクラブライセンス交付と同時に制裁が科され得る。

項目 内容
B等級基準未充足(制裁対象) B等級基準(特にホームスタジアムのトイレの数・屋根のカバー率)を充足していないクラブに対して、制裁が科され得る。

 

制裁対象となっているホームスタジアムとクラブ、制裁内容は以下の通り。

制裁対象 スタジアムとクラブ 制裁内容
トイレの数の不足のみ
(0クラブ)
- 該当なし -  ・対象スタジアム名公表
・トイレ洋式化の計画もしくは構想の提出 [期限:2019年11月末]
屋根のカバー率の不足のみ
(19クラブ)
NDソフトスタジアム山形【山形】
栃木県グリーンスタジアム【栃木】
正田醤油スタジアム群馬【群馬】
NACK5スタジアム大宮【大宮】
三協フロンテア柏スタジアム【柏】
ニッパツ三ツ沢球技場【横浜FC】
Shonan BMW スタジアム平塚【湘南】
山梨中銀スタジアム【甲府】
・サンプロ アルウィン【松本】
富山県総合運動公園陸上競技場【富山】
・IAIスタジアム日本平【清水】
ヤマハスタジアム(磐田)【磐田】
パロマ瑞穂スタジアム【名古屋】
とりぎんバードスタジアム【鳥取】
エディオンスタジアム広島【広島】
・Pikaraスタジアム【讃岐】
ニンジニアスタジアム【愛媛】
白波スタジアム【鹿児島】
タピック県総ひやごんスタジアム【琉球】
・対象スタジアム名公表
・屋根のカバー率不足への改善策もしくは構想の提出
[期限:2019年11月末]
トイレの数と屋根のカバー率がいずれも不足
(4クラブ)
・ソユースタジアム【秋田】
・笠松運動公園陸上競技場【水戸】
石川県西部緑地公園陸上競技場【金沢】
シティライトスタジアム【岡山】
・対象スタジアム名公表
・スタジアム環境の抜本的な改善に向けた以下の計画および報告の提出
① 2019年7月から2019年11月までの活動報告
[期限:2019年11月末]
② 2020年活動計画
[期限:2019年11月末]
③ 2019年12月から2020年6月までの活動報告
[期限:2020年6月末]
・活動報告および活動計画に関連し、クラブライセンス事務局が個別文書を発信する可能性あり

 

 

■判定に付帯する経営上の是正通達
Jリーグクラブライセンス交付判定に付帯して、クラブ経営上是正すべき点があるとFIBが判断したクラブに対し、是正措置を通達する。
2019年申請においては該当クラブなし。(以下の表は、2018年申請時の通達内容(参考))

項目 概要
是正通達 ① 2018年度予算進捗をJリーグに定期的に報告すること
② 2019年度予算編成時にJリーグに事前に説明すること
③ ガバナンスの改善や内部統制の見直しなど組織体制強化を実施し、Jリーグに進捗状況を報告すること

 

■Jリーグクラブライセンス審査概要

2019年日程 内容
【2018年】
12月31日~3月31日
クラブが2018年度決算着地見込および2019年度予算を提出 (決算日期限)
※クラブの決算月は12月、1月、3月のいずれかのため、クラブにより期限が異なる
【2019年】
1月31日
クラブライセンス事務局がクラブに対し、2020シーズンのライセンス申請要領通知
3月31日~6月30日 クラブが2018年度の決算書・税務申告書など財務関係書類を提出(決算日から90日以内)
6月30日 クラブライセンス申請書類すべての提出期限
5月13日~8月30日 クラブライセンス事務局・評価チームによるヒアリング調査
・今期は22クラブに実施
・経営上の課題等があると判断されるクラブについては、その確認と洗い出しを行う
8月1日~31日 クラブライセンス事務局・評価チームがFIBへの評価レポートを作成し、提出
一部のクラブに対し、FIBが直接ヒアリングを実施
9月2日~9月10日 FIBによる判定会議
・FIB10名のうち9名が3班に分かれ、それぞれ16クラブの審査を行い判定
9月19日 FIB総議長1名が加わり、FIB10名全員でクラブライセンス判定を最終確認、決定
9月27日 クラブライセンス判定の決定内容発表

※FIBおよびABとクラブライセンス事務局は定期的に会議を実施し、申請書類の内容の精査、確認事項の洗い出しを行っている。

 

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