ガンバ大阪に所属する遠藤 保仁の大記録達成が、目前に迫っている。その記録とは公式戦通算1000試合出場だ。Jリーグをはじめ、国際Aマッチ、カップ戦などを含め、遠藤は1998年のプロ入り後からこれまでに公式戦999試合に出場しており、日本人選手では前人未到の記録達成まであと1試合となっているのだ。
この記録は世界的に見ても稀有なもので、達成者は元イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォンや元スペイン代表のイケル・カシージャス、ラウール・ゴンサレス、シャビ・エルナンデスら、長くクラブ、代表で活躍し続けた世界的名手に限られているのだ。
その内訳を見ていくと、J1リーグは620試合。これは昨季限りで引退した楢﨑 正剛の631試合に次ぐ、Jリーグ史上2位の記録で、フィールドプレーヤーではトップの数値となる。
その他、Jリーグ関連の試合では、J2リーグに33試合、Jリーグチャンピオンシップに3試合、ルヴァンカップには72試合に出場している。
また天皇杯は48試合、ゼロックススーパーカップに6試合、ACLは58試合でピッチに立った。FIFAクラブワールドカップにも3試合に出場し、スルガ銀行チャンピオンシップに1試合、日中韓のクラブチームによって争われたA3チャンピオンズカップにも3試合に出場している。
そして日本代表の国際Aマッチには152試合に出場。これは2位の井原 正巳に30試合差をつける歴代1位の記録である。
国内だけでなく、アジアや世界の舞台を数多く経験し、ワールドカップにも三度出場した司令塔は、日本サッカー史にその名を刻む紛れもないレジェンドである。今年39歳を迎えたが、衰え知らずのパフォーマンスを示し、今なお輝きを放ち続けている。
G大阪の次の試合は、8月2日にノエビアスタジアム神戸で行われるヴィッセル神戸戦だ。遠藤がこの試合のピッチに立てば、1000試合の大台に到達する。輝かしいキャリアを歩んできたG大阪の背番号7は、新たな金字塔を打ち立てることができるだろうか。
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