試合開始5分の失点はFC東京に大きなダメージを与えてしまったようだ。マッシモ フィッカデンティ監督は以下のように振り返った。
「結果を見ても我々にとって難しい試合だったことが分かる。中盤で苦労してしまい、1点を取られ、戦術レベルで難しくなった。今回は中盤のコンパクトさ、まとまりがなかった。試合中にそれを修正しようとしたが、そこで2点目を取られて一層難しくなった。危険な場面でボールをロストし、そこから相手攻撃陣にスピードを与え、ショートカウンターを浴びてしまった」
FC東京は今季の定型のシステムだった4-1-3-2ではなく、最前線にFW林 容平を据え、武藤 嘉紀を左、東 慶悟を右に配備する4-1-2-3で浦和レッズと対峙した。しかしトップ下不在に加え、ミドルエリアをアンカーの梶山 陽平ひとりで監視する形となってスペースを生み出し、浦和に何度も効果的な攻撃を繰り出されてしまった。…