明治安田生命J2リーグは6月1日、2日に第16節が開催される。
首位に再浮上した水戸は、ホームに山口を迎える。前節は愛媛に1-0と勝利。2試合連続無失点と堅守に隙は見られず、今節も安定した守備を軸に試合の流れを掴んでいきそうだ。一方の山口は5試合勝利がなく、21位に沈む。5試合で11失点を喫する守備の修正が重要なテーマとなる。
2位の山形はホームに鹿児島を迎える。前節は金沢とスコアレスドローに終わり、これで2試合勝利なしとなった。不発に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。対する鹿児島は2連敗と再び調子を落としている。1点差で競り負ける戦いが続くなか、とりわけ後半に粘り強さを示したいところだ。
3位の大宮はアウェイで福岡と対戦。11試合負けなしながら、ここ3試合は勝ち切れていない。追加点を奪えるかが大きなポイントとなりそうだ。福岡は前節鹿児島に勝利を収め、5試合ぶりの白星を手にした。決勝点を奪った松田 力が今節もカギを握るだろう。
甲府は2連勝と調子を上げている。2試合で5得点と攻撃陣が好調を維持しており、勢いをさらに加速させていきそうな気配だ。対戦相手の新潟は3連敗と苦しんでいる。こちらは3試合で8失点の守備に不安を抱える。甲府の攻撃にいかに対応できるか。慎重な戦いを演じたいところだ。
京都は5試合負けなしで5位に浮上。今節は東京Vの本拠地に乗り込む。得点を量産する一美 和成、小屋松 知哉、仙頭 啓矢の3トップの出来が、大きなカギを握るだろう。一方の東京Vも7試合負けなしと安定した戦いを続ける。こちらは復帰後初ゴールを決めた河野 広貴のパフォーマンスに注目が集まる。
柏はホームに岐阜を迎える。失点は少ないながらも得点力不足に泣き、勝ち切れない戦いが目立っている。開幕以来得点のないクリスティアーノの復調が待たれるところだ。対する岐阜は3連敗で最下位に沈む。3試合で10失点の守備をいかに修正するか。大木 武監督の手腕に注目が集まる。
3連勝と好調の長崎は、アウェイで千葉と対戦。2試合連続無失点と守備が安定してきた一方で、得点源の呉屋 大翔が好調を維持する。攻守両面でポジティブな材料が増えており、さらなる浮上も狙えるだろう。千葉は前節、東京Vとドロー。こちらもエースの船山 貴之が調子を上げているだけに、お互いのストライカーの出来が勝敗を分けるポイントとなりそうだ。
岡山はホームに愛媛を迎える。前節は栃木と引き分けたものの、好調のイ ヨンジェがまたしてもゴールを記録。3試合連続ゴール中のエースが、今節も重要な役割を担うだろう。対する愛媛は前節、水戸に惜敗。攻撃の形は作れているだけに、フィニッシュの質の向上が求められる。
横浜FCはホームで琉球と対戦。前節は甲府に敗れ、下平体制下での連勝はならなかった。それでもイバが調子を上げてきたのは好材料で、このエースを生かした戦いを実現したいところだ。琉球は前節、新潟に勝利し、ホーム無敗記録を29に伸ばした。一方でアウェイは2節以来勝利がない。苦手とする敵地でも勝ち点3を手にできるか。
金沢はホームに徳島を迎える。ここ2試合は勝利がなく、いずれもノーゴール。持ち前の攻撃力を取り戻すことが重要なテーマとなる。徳島も3試合勝利がなく、16位に沈む。こちらも得点力に課題を抱えており、攻撃陣の奮起が求められるだろう。
町田はホームで栃木と対戦。前節は岐阜に競り勝ち、6試合ぶりの勝利を挙げた。2試合連続ゴール中のロメロ フランクが注目選手となるだろう。対する栃木は3戦負けなしながら、ここ2試合はともにドロー。守備の安定は保たれているだけに、最後の精度の向上が求められそうだ。
■各試合の見どころをチェック
新潟vs甲府
柏vs岐阜
水戸vs山口
岡山vs愛媛
福岡vs大宮
山形vs鹿児島
東京Vvs京都
横浜FCvs琉球
金沢vs徳島
千葉vs長崎
町田vs栃木